コラム

EC販売とは?種類やメリット・デメリット、始め方の手順を解説

EC販売とは?種類やメリット・デメリット、始め方の手順を解説
目次

ECとは、Electronic Commerce(電子商取引)の略語で、インターネットを介して商品やサービスの売買を行うビジネス形態を指します。一般的には物販のネットショップをイメージされることが多いですが、宿泊予約やデジタルコンテンツの提供、ネットオークションなども含まれる広範な概念です。

弊社が実施した消費者調査によれば、ECサイトを月1回以上利用するユーザーは全体の約7割に達しており、現代の消費行動においてECは日常的なインフラとなっています。事業として展開する際には、以下の代表的な種類から自社の戦略に合わせた形態を選択することが重要です。

・自社ECサイト(ShopifyやBASEなどを用いた独自店舗)
・モール型EC(Amazonや楽天市場などのプラットフォームへの出店)
・BtoB-EC(企業間取引に特化した卸販売など)

EC販売は、実店舗のように地理的な制約を受けず、24時間365日いつでも日本全国や海外の顧客へアプローチできる点が最大のメリットです。一方で、数あるサイトの中から自社を選んでもらうための集客や、検索体験の向上といった独自の課題を解決しなければならないデメリットも存在します。各形態の特徴を正しく理解し、自社のリソースに見合った種類を選ぶことが成功への第一歩です。

EC販売とは?通販との違いをわかりやすく解説

EC販売とは「ElectronicCommerce(電子商取引)」の略で、インターネットを介して商品やサービスを売買するビジネスモデル全般を指す言葉です。
一方で「通販(通信販売)」は、テレビやカタログ、インターネットなど、媒体を問わず遠隔地の顧客と取引する方法を意味します。
つまり、EC販売は通販という大きな枠組みの中に含まれる、インターネットに特化した販売手法の一つと理解するとよいでしょう。

EC(電子商取引)が指す幅広いビジネス領域

ECとは、Electronic Commerce(電子商取引)の略語です。
一般的にはインターネット上でのモノの売買(ネットショップ)を指すことが多いですが、その意味する範囲はより広範にわたります。
例えば、オンラインでの宿泊予約や航空券の購入、さらにはデジタルコンテンツ(電子書籍、音楽、動画配信)の販売やネットオークション、オンライントレードなどもECに含まれます。

このように、物理的な商品のやり取りだけでなく、無形のサービスや情報の取引もECのビジネス領域です。

通販やネットショップとの意味の違い

通販は、店舗を介さずに商品やサービスを販売する形態全般を指し、テレビ、ラジオ、カタログ、インターネットなど様々な媒体を利用します。
一方、ネットショップはインターネット上に店舗を構えて販売する形態を指す言葉です。
ECはこれらの販売形態を含む、より広義な「電子商取引」そのものを意味します。

ただし、現在ではEC、通販、ネットショップはほぼ同義の言葉として使われることが一般的です。

拡大が続くEC販売の市場規模と将来性

EC販売の市場は、スマートフォンの普及や消費者のライフスタイルの変化を背景に、着実な成長を続けています。
経済産業省の調査によると、物販系分野における国内のBtoC-EC市場規模は年々拡大しており、今後もその成長は続くと予測されています。
この成長市場に参入することは、多くの事業者にとって大きなビジネスチャンスを意味します。

国内のEC市場規模とEC化率の最新動向

経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると、2022年の日本国内における物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆9,997億円に達し、前年から5.37%増加しました。
また、すべての商取引に占めるECの割合を示す「EC化率」は9.13%となり、こちらも年々上昇傾向にあります。

このデータは、消費者の購買行動においてECの重要性がますます高まっていることを示しており、事業者にとってECへの参入や強化が大きなメリットをもたらすことを裏付けています。

今後もEC販売が成長すると予測される理由

EC販売市場の成長が続くと予測される背景には、いくつかの要因があります。
まず、スマートフォンの普及率がさらに高まり、いつでもどこでも手軽に買い物ができる環境が整っていることが挙げられます。
また、多様な決済手段の登場や配送サービスの向上も、消費者の利便性を高め、EC利用を促進します。

さらに、VR/ARといった新技術を活用した購買体験の提供など、今後も新たなサービスが登場することで、市場はさらに拡大していくと見込まれています。

EC販売を始める前に知っておきたい5つのメリット

EC販売には、実店舗での販売にはない多くのメリットが存在します。
商圏の広がりやコスト削減、データ活用の容易さなど、ビジネスの成長を加速させる利点が豊富です。
ここでは、EC販売を始める前に理解しておくべき5つの主要なメリットを解説します。

メリット1:時間や場所の制約なく全国・海外へ販売できる

EC販売の最大のメリットは、物理的な店舗の営業時間に縛られず、24時間365日いつでも商品を販売できる点です。
顧客は自身の都合の良いタイミングでいつでも購入を検討できます。
また、商圏は日本全国、さらには海外にまで広げることが可能です。

これにより、実店舗だけではアプローチできなかった遠方の顧客層を獲得し、ビジネスの規模を大きく拡大させるチャンスが生まれます。
海外展開を促進する越境ECも、近年注目を集めています。

メリット2:実店舗に比べて運営コストを大幅に削減可能

実店舗を運営する場合、店舗の家賃や光熱費、内装費、さらには接客スタッフの人件費など、多額の固定費が発生します。
一方、EC販売ではこれらのコストを大幅に削減できます。
特に個人や小規模事業者にとっては、少ない初期投資でビジネスを開始できる点が大きなメリットです。

削減できたコストを商品開発やマーケティング費用に充てることで、より競争力のある事業展開が可能になります。

メリット3:顧客データや販売データを収集・分析しやすい

ECサイトでは、顧客の年齢や性別といった属性データに加え、「どのページを閲覧したか」「どの商品をカートに入れたか」といった詳細な行動データを自動的に収集できます。
これらのデータを分析することで、顧客のニーズや購買パターンを正確に把握し、より効果的な販売戦略を立てることが可能です。

実店舗では収集が難しいデータを活用できる点は、EC販売の大きなメリットと言えます。
ただし、データを活用しきれないというデメリットにもなり得ます。

メリット4:スピーディーな情報発信と販促施策が実行できる

ECサイトでは、新商品の情報やセール、キャンペーンといった販促情報を、Webサイト上やメールマガジン、SNSなどを通じて即座に顧客へ届けられます。
顧客の反応を見ながらリアルタイムで施策を修正したり、A/Bテストで効果の高いクリエイティブを検証したりすることも容易ですし、季節販促を活用して売上を伸ばすことも可能です。
季節販促については「ECの季節販促とは?売上を伸ばす年間販促イベントと施策のポイント」で詳しく紹介しています。

このスピード感は、変化の速い市場で競争優位性を保つ上で重要な要素となります。
デメリットとして、常に情報更新やマーケティング施策の立案が求められる点が挙げられます。

メリット5:スモールスタートでビジネスを開始しやすい

EC販売は、実店舗を持つことに比べて初期投資を大幅に抑えられるため、少ない資本でビジネスを始められる点がメリットです。
個人事業主や副業として始めたい場合でも、ASPカートサービスなどを利用すれば手軽に自分のネットショップを開設できます。
まずは小規模でスタートし、売上の伸びや顧客の反応を見ながら徐々に事業を拡大していくことが可能です。

この柔軟性の高さは、ビジネスリスクを低減させる上で大きなメリットです。

EC販売で注意すべき3つのデメリットと課題

EC販売には多くのメリットがある一方で、成功するためには乗り越えるべきデメリットや課題も存在します。
特に、自ら顧客を集める「集客」の難しさや、激化する「価格競争」、そしてサイト運営に求められる「ITスキル」は、多くの事業者が直面する共通の壁です。

デメリット1:自ら集客しなければ誰にもサイトを見てもらえない

実店舗であれば、立地が良ければ通行人が自然と訪れてくれますが、ECサイトは開設しただけでは誰の目にも触れません。
検索エンジンやSNS、Web広告など、様々な手段を駆使して自ら集客活動を行う必要があります。
特に、集客力のあるECモールに出店するのではなく、自社サイトで販売する場合は、SEO対策やコンテンツマーケティングといった専門的な知識が不可欠です。
ECサイトの集客方法については「ECサイトの集客方法とは?効果的な施策や低予算で集客するコツ」で詳しく紹介しています。

どのような種類のサイトで始めるかによって、集客戦略は大きく異なります。

デメリット2:価格競争に巻き込まれやすく利益確保が難しい

インターネット上では、消費者は簡単に複数のショップの価格を比較できます。
そのため、特に多くの店舗が同じ商品を扱うECモールでは、価格競争が激化しやすい傾向にあります。
価格を下げなければ売れないものの、下げすぎると利益が確保できないというジレンマに陥りがちです。

価格以外の価値(ブランド、品質、サービスなど)で差別化を図る戦略が重要になります。
また、モールでは販売手数料も考慮しなければなりません。

デメリット3:サイト構築から運営まで一定のITスキルが求められる

EC販売を行うには、サイトの構築や更新、商品の登録、さらには顧客からの問い合わせ対応など、一連の運営業務をこなす必要があります。
近年は専門知識がなくても簡単にECサイトを構築できるサービスが増えていますが、売上を伸ばすためにはデータ分析やWebマーケティングに関するスキルが不可欠です。
社内に専門知識を持つ人材がいない場合は、外部の専門家へ委託したり、学習コストをかけたりする必要が生じます。

ECサイトの構築方法|2つの主要な出店形式を徹底比較

EC販売を始めるにあたり、まず決めなければならないのが「どこで売るか」という出店形式です。
ECサイトの構築方法は、大きく分けて「モール型EC」と「自社ECサイト」の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、自社の商材や事業規模、戦略に合わせて最適な方法を選ぶことが成功への第一歩です。

ここでは、両者の特徴を比較し、おすすめの選び方を解説します。

【モール型EC】集客力は高いが手数料や運営の制約が多い

モール型ECとは、Amazonや楽天市場のように、一つの大きなウェブサイトに複数の店舗が出店する形式のプラットフォームです。
最大のメリットは、モール自体が持つ高い知名度と集客力です。
開店初期から多くのアクセスを見込めるため、ネット販売の経験が少ない個人でも比較的早く売上を上げやすいでしょう。

一方で、売上に応じた販売手数料が発生し、サイトデザインやキャンペーンの自由度が低いといった制約があります。

【自社ECサイト】自由度は高いが自力での集客が必須

自社ECサイトは、企業や個人が独自にドメインを取得し、オリジナルのネットショップを構築・運営する形式です。
デザインや機能のカスタマイズ性が高く、手数料もかからないため、ブランドの世界観を表現しやすく、利益率も高めやすいのが特徴です。
メーカー直販や、セット販売、無在庫販売など独自の販売戦略も展開できます。

しかし、モールのような集客力はないため、SEO対策や広告運用など、自力で顧客を集める努力が不可欠です。

自社の目的や規模に合った最適な構築方法の選び方

どちらの形式を選ぶべきかは、事業の目的やリソースによって異なります。
ブランドの認知度向上や、顧客との長期的な関係構築を目指すなら、自由度の高い「自社ECサイト」が適しています。
一方、まずは手軽にEC販売を始めて売上実績を作りたい、集客にあまりコストをかけられないという場合は、「モール型EC」からスタートするのが良いでしょう。

また、両方を併用するハイブリッド戦略も有効です。
自社の状況を分析し、最適な方法を選択してください。

EC販売の始め方を6つのステップで具体的に解説

EC販売を立ち上げる際は、単にサイトを作るだけでなく、データ活用を前提とした計画を立てることが成功への近道です。具体的な始め方の手順は以下の通りです。

1.事業コンセプトとターゲットの策定
2.事業計画の策定と法的許可の確認
3.モール型や自社ECサイトなど、最適な出店形式の選択
4.サイト構築と決済・配送手段の準備
5.商品の登録とプロモーション設定
6.データの収集・分析体制の構築

特に重要なのが、システム選定の段階で「データが分断されない基盤」を意識することです。弊社の調査では、約7割の担当者が業務時間の4割以上をデータの前処理に費やしており、その負担から本来実施すべき施策を諦めてしまうケースが8割を超えています。

将来的な拡張性を考え、初期段階からおすすめしたいのは、サイト内検索やMA、レコメンドを一つの基盤で管理できる統合型ツールの導入です。これにより、SQL不要で顧客セグメントを抽出でき、施策の実行スピードを劇的に高めることが可能になります。導入時には最低契約期間などの条件も確認し、まずは3ヶ月程度のスモールスタートで検証を回す体制を整えましょう。

ステップ1:事業コンセプトと販売する商品を決定する

最初に「誰に」「何を」「どのように」販売するのか、という事業の核となるコンセプトを明確にします。
ターゲット顧客を具体的に設定し、そのニーズに応える商品を決定しましょう。
競合サイトを調査し、自社の強みや差別化できるポイントは何かを分析することも重要です。

このコンセプトが、後のサイトデザインやマーケティング戦略の土台となります。

ステップ2:事業計画を策定し必要な許可・届出を確認する

売上目標や利益計画、資金計画などを盛り込んだ事業計画を策定します。
初期費用や運営費用がどのくらいかかるかを算出し、資金調達の方法も検討しておきましょう。
また、販売する商品によっては、古物商許可や食品衛生法に基づく営業許可など、特定の許可や届出が必要になる場合があります。

事前に管轄の行政機関に確認し、必要な手続きを済ませておくことが重要です。
開店前に必ず確認しましょう。

ステップ3:自社に合ったECサイトの構築方法を選ぶ

「モール型EC」に出店するか、「自社ECサイト」を構築するかを決定します。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、自社の事業計画やブランド戦略に合った方法を選びましょう。
自社ECサイトを構築する場合は、さらにASP、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチといった選択肢があります。

予算や求める機能、将来的な拡張性を考慮して最適なプラットフォームを選択することが、売上を伸ばすためのマーケティング戦略の基盤となります。

ステップ4:ECサイトのデザインと機能を構築する

選択した構築方法に従って、ECサイトのデザインや機能を具体的に作り込んでいきます。
事業コンセプトに基づき、ターゲット顧客に響くデザインを心がけましょう。
また、顧客がスムーズに商品を探し、購入できるような使いやすいサイト構造も重要です。
ECサイトのレコメンド機能については「ECサイトのレコメンド機能とは?仕組み・5つのロジック・選び方」で詳しく紹介しています。

商品の魅力を伝える写真や説明文の準備もこの段階で進めます。
売上を促進するためのマーケティング機能も検討しましょう。

ステップ5:導入する決済方法と商品の配送方法を準備する

顧客が利用しやすいように、クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済など、複数の決済方法を導入することが望ましいです。
決済代行サービスを利用すると、一括で様々な決済方法を導入できます。
また、商品の配送業者を選定し、送料を設定します。

梱包資材の準備や、在庫管理、発送業務のフローを確立しておくことも、スムーズなサイト運営には不可欠です。

ステップ6:商品を登録してECサイトを開店・公開する

ECサイトに販売する商品の情報を登録します。
商品名、価格、商品説明、商品画像など、必要な情報を一つひとつ丁寧に入力しましょう。
すべての準備が整ったら、最終的なテストを行い、問題がなければECサイトを公開して開店となります。

例えば、実際にテスト注文を行い、注文確認メールの受信から商品の発送まで一連の流れを確認することで、開店後のトラブルを未然に防げます。

EC販売の成功に不可欠な運営業務一覧

ECサイトは開店したら終わりではなく、そこからが本当のスタートです。
日々の運営業務を滞りなく行うことが、売上を伸ばし、顧客の信頼を得るために不可欠です。
EC販売の運営業務は、顧客の目に直接触れる「フロント業務」と、それを裏で支える「バックエンド業務」に大別されます。

例えば、魅力的な商品ページ作成から、迅速な発送、丁寧な顧客対応まで、両方の業務が密接に連携しています。

売上を直接左右する「フロント業務」

フロント業務は、顧客の購買意欲を高め、売上に直結する重要な業務です。
主な業務には、商品の企画・仕入れ、ECサイトへの商品登録やページ更新、販売促進のためのキャンペーン企画や広告運用、メルマガ配信などがあります。
例えば、季節に合わせた特集ページを作成したり、SNSで新商品の情報を発信したりすることも、フロント業務の一環です。
ECサイトの売上を伸ばす方法については「ECサイトの売上を伸ばす方法|集客・CVR・客単価・リピートの改善」で詳しく紹介しています。

常に市場の動向や顧客のニーズを把握し、魅力的な売り場を作り続けることが求められます。

サイトの信頼性を支える「バックエンド業務」

バックエンド業務は、顧客が注文した商品を正確かつ迅速に届けるための一連の裏方業務です。
主な業務には、注文内容の確認や在庫管理、商品の梱包・発送、入金管理、そして購入後の問い合わせや返品・交換への対応などがあります。
例えば、注文から発送までの時間を短縮したり、丁寧な梱包を心がけたりすることは、顧客満足度を高め、リピート購入につなげる上で非常に重要です。

EC Intelligenceで顧客の「離脱」を「購入」へ変える

EC販売の成功には、集客した顧客をいかに購入につなげ、離脱させないかが重要です。
しかし、多くのEC事業者は「サイト内検索」「MA」「WEB接客」といったツールを個別に導入しているため、顧客データが分断され、一貫したアプローチができていません。
ECIntelligenceは、これら3つの機能を統合し、ECサイトの離脱を「購入」へと変えるオールインワンツールです。
EC Intelligenceについては「EC・OMOの統合型MAツール」で詳しく紹介しています。

MA、検索レコメンド、WEB接客の3つの機能統合が、ECサイトの離脱を「購入」へと変えます。
ネット販売の成果を最大化したい個人から企業まで、幅広くご活用いただけます。

EC Intelligenceを活用したEC販売の成功事例

ECIntelligenceは、MA、サイト内検索、WEB接客を統合することで、多くのECサイトの売上向上に貢献しています。
ここでは、実際にECIntelligenceを導入し、顧客体験の改善とCVR(コンバージョン率)向上を実現した3つの成功事例を紹介します。
ECとは単なるネット販売ではなく、データに基づいた顧客アプローチが重要であるという意味を、これらの事例から具体的にご理解いただけます。

通販ビジネスの成果を最大化するためのヒントがここにあります。

グローバルナビの増設でクリック経由のCVRが44%改善

あるECサイトでは、スマートフォンのハンバーガーメニューのクリック率が1〜3%程度と低く、主要カテゴリへの遷移が分かりにくいという課題がありました。
そこでECIntelligenceのWEB接客機能を活用し、主要カテゴリへの導線となるグローバルナビゲーションをABテストで追加表示したところ、グローバルナビをクリックした全訪問者のCVRが約44%も改善しました。
ECサイトのCVR改善については「ECサイトのCVR改善5つの施策|鍵はサイト内検索の最適化」で詳しく紹介しています。

個人ユーザーが目的の商品にたどり着きやすくなったことが、売上向上に直結した事例です。

【アパレル系事例】TOPページのコンテンツ順変更でCVRが15%改善

あるアパレル系ECサイトでは、TOPページが冗長で情報量が多く、ユーザーが回遊しにくいことがCVRが低い要因ではないかという仮説がありました。
そこで、ECIntelligenceのABテスト機能を活用し、本来ページ下部にあった「NEWS・TOPICS」といった更新性の高い情報をファーストビューに移動させるパターンを検証。

結果として、サイトの回遊性が向上し、全体のCVRが約15%改善しました。

【アパレル系事例】カゴ落ち商品のトップページ表示で対象者のCVRが35%改善

あるアパレル系ECサイトでは、一度商品をカートに入れたものの購入せずに離脱したユーザーが再訪した際に、その存在に気づきにくいという課題がありました。
そこで、カートに商品が入っている再訪問者に対して、トップページにカート内の商品情報を表示する施策を実施。

ECIntelligenceのWEB接客機能でABテストを行った結果、施策対象となったユーザーのCVRが35%改善し、購入の後押しに繋がったことが証明されました。

EC販売について知っておきたいよくある質問

EC販売を検討・運用するなかで、多くの事業者が抱く代表的な疑問とその解決策をまとめました。弊社の調査データや実務に基づいた視点で解説します。

・EC販売で売上を伸ばすために最も重要な機能は何ですか?
弊社の消費者調査では、約6割のユーザーが「検索体験の悪さで購入を諦めた経験」があると回答しています。そのため、キーワード検索機能の整備は必須と言えます。単純な物販だけでなく、AIによるハッシュタグ自動生成や検索結果の絞り込み軸の工夫が、コンバージョン率向上に直結します。

・複数のマーケティングツールを使うデメリットはありますか?
最大のデメリットはデータがツールごとに分断され、顧客へのアプローチが一貫しなくなる点です。例えば、サイト内検索、レコメンド、MA、WEB接客を個別に導入すると、外部連携の手間や計測基準のバラつきが生じます。これらを1つのデータ基盤に統合することで、システムコストを約50パーセント削減できるだけでなく、施策実行のスピードを格段に上げることが可能です。

・パーソナライズ施策は専門知識がないと難しいですか?
いいえ、専門知識がなくても実行できます。従来はSQLを用いた複雑なデータ抽出が必要でしたが、最新のツールではノーコードで直感的に操作できる管理画面が標準化されています。AIアシスタントを活用すれば、集計データから施策の示唆を得ることも容易であり、分析の属人化を防ぎながら効率的に運用できます。

EC販売とは具体的にどのような販売方法を指しますか?

EC販売とは、インターネット上で商品やサービスを売買する「電子商取引」全般を指します。
具体的には、Amazonや楽天市場のようなモールへの出店や、自社で構築した独自のネットショップでの販売がこれにあたります。

EC販売は個人でも簡単に始められますか?

はい、個人でも簡単に始められます。
BASEやShopifyのようなASPカートサービスを利用すれば、専門知識がなくても手軽に自分のネットショップを開設できます。
初期費用や月額費用が無料のプランも多く、リスクを抑えてスタートできます。

EC販売を始めるにはどのくらいの初期費用や運営費用がかかりますか?

費用は出店形式によって大きく異なります。
無料で始められるサービスもあれば、高機能なサイトを構築するために数百万円以上かかる場合もあります。
モール型ECでは売上に応じた手数料、自社ECサイトではシステムの月額利用料が主な運営費用です。

EC Intelligenceが多くのEC事業者に選ばれる理由

多くのEC事業者が抱える「ツールの乱立によるコスト増」や「データ分断による施策の非効率化」といった課題を、ECIntelligenceは根本から解決します。
機能の統合、データの一元化、そしてEC実務に寄り添うサポート体制が、多くの企業から選ばれる理由です。

複数ツールの機能を統合し運用手間とコストを大幅に削減

ECIntelligenceは、サイト内検索、レコメンド、MA(メール/LINE)、WEB接客といったEC運営に不可欠な機能を一つに統合しています。
これにより、複数のツールを契約・管理する手間とコストを大幅に削減できます。
実際に、複数ツールから乗り換えたことで、システムコストを約50%削減した事例もあります。

料金体系はサイトの月間PV数に応じたシンプルなもので、レコメンドの表示回数などで費用が変動するインプレッション課金ではないため、安心して利用できます。

顧客データを一元化し一貫性のあるパーソナライズ施策を実現

ECIntelligenceは、すべての機能が単一の顧客データ基盤上で動作します。
サイト内での検索行動、商品閲覧履歴、購入履歴、メールの開封状況といった顧客データが分断されることなく一元管理されるため、「サイトで特定の商品を検索した人に、後日その関連商品のクーポンをLINEで送る」といったチャネルを横断した一貫性のあるパーソナライズ施策を簡単に実現できます。

専門知識が不要な操作性とEC実務に精通した手厚い伴走サポート

複雑な顧客セグメントの作成や、ステップメールなどのシナリオ設定が、SQLなどの専門知識を一切必要とせず、画面上の操作だけで完結します。
また、サポート担当者はEC実務に精通しており、ツールの使い方だけでなく、売上向上につながる具体的な施策の提案まで行います。
最低契約期間も3ヶ月からと、スモールスタートしやすい点も特徴です。

まとめ

EC販売は、インターネット上で商品やサービスを取引するビジネスモデルであり、現代の消費行動において不可欠な存在となっています。
場所や時間の制約なくビジネスを展開できるメリットがある一方、集客や価格競争といった課題も存在します。
成功のためには、モール型や自社ECサイトといった出店形式の中から自社に最適なものを選び、計画的に事業を進めることが重要です。

そして、顧客データを活用し、一人ひとりに合わせた最適なアプローチを行うことが、EC販売の売上を最大化する鍵となります。


機能に関するご質問やご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
記事を書いた人
株式会社シナブル

ECサイト特化のデータ分析&マーケティングシステム「EC Intelligence」を開発。「テクノロジーで商取引を革新し、ショッピング体験をより良くする」というビジョンの元、ECサイト・オムニチャネルの体験がさらに豊かになる情報を発信します。

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