コラム

直帰率改善の8つの方法|原因を特定し離脱を防ぐGA4対応ガイド

直帰率改善の8つの方法|原因を特定し離脱を防ぐGA4対応ガイド

自社サイトの直帰率が高いものの、どこから手をつければ良いか分からず悩んでいませんか。
この記事を読めば、直帰率が高くなる根本的な原因を特定し、最新のGoogleアナリティクス4(GA4)を活用しながら具体的な改善方法を実行できます。

サイトからのユーザーの離脱を防ぎ、最終的にコンバージョンを向上させるための道筋が明確になるでしょう。

この記事でわかること
直帰率の改善が必要なページの正しい見極め方
ユーザーが離脱してしまうサイトの根本的な原因
GA4を活用した分析から改善までの具体的な手順

そもそも直帰率とは?離脱率との違いをわかりやすく解説

直帰率とは、Webサイトに訪れたユーザーが最初の1ページだけを閲覧し、他のページに移動することなくサイトを離れてしまったセッション(訪問)の割合を示す指標です。
この数値が高い場合、ユーザーがページの内容に興味を持たなかった、または求めていた情報と異なっていた可能性が考えられます。
ただし、直帰と混同されやすい「離脱」とは意味が異なるため、正しく理解しておくことが重要です。

直帰率の基本的な定義と計算式

直帰率は、ウェブサイトの特定のページにアクセスしたものの、サイト内で他のページに移動したり、何らかの行動を起こしたりせずにサイトを離れたセッションの割合を示す指標です。

Googleアナリティクス4(GA4)における直帰率は、「エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合」と定義されています。GA4では、10秒以上継続したセッションや2回以上のページビューが発生したセッションはエンゲージメントがあったとみなされ、直帰には含まれません。

例えば、あるページから始まったセッションが100回あり、そのうち40セッションでエンゲージメントが発生しなかった場合、直帰率は40%となります。

混同しやすい「離脱率」との決定的な違い

離脱率とは、特定のページがセッションの最後に閲覧されたページの割合を示す指標です。
計算式は「そのページの離脱数÷そのページの全ページビュー数×100」となります。
直帰が「1ページしか見ずに離脱」した場合のみを指すのに対し、離脱はサイト内で複数ページを閲覧した後に最後のページとして離脱した場合も含まれます。

すべての直帰は離脱に含まれますが、すべての離脱が直帰であるとは限りません
この違いを理解することが、データ分析の精度を高める第一歩です。

【2024年最新】Googleアナリティクス4(GA4)における直帰率の考え方

従来のユニバーサルアナリティクス(UA)とは異なり、Googleアナリティクス4(GA4)では「直帰率」の定義が大きく変更されました。
GA4では、ユーザーのサイトへの関与度を示す「エンゲージメント」という新しい概念が導入されています。
エンゲージメントセッションは、「10秒以上継続」「コンバージョンイベントが発生」「2ページ以上閲覧」のいずれかを満たしたセッションです。

そして、GA4における直帰率は、このエンゲージメントが発生しなかったセッションの割合として定義されます。
つまり、 「1-エンゲージメント率」が直帰率となります

「直帰率が高い=悪」とは限らない!改善すべきページの正しい見極め方


直帰率の数値が高いというだけで、そのページに問題があると結論づけるのは早計です。
ページの目的や特性によっては、直帰率が高くても問題ないケースが存在します。
重要なのは、どのページの直帰率を改善すべきか、その優先順位を正しく見極める方法を理解することです。

闇雲に全てのページの直帰率を下げようとするのではなく、事業目標への影響度を考慮して効率的に改善を進めましょう。
次に、サイトの直帰率が高くなる具体的な原因について解説します。

直帰率が高くても問題ないページの具体例

ユーザーが1ページで満足できるコンテンツの場合、直帰率が高くなるのは自然なことです。
例えば、企業の連絡先や住所を掲載した会社概要ページ、特定の質問に答えるFAQページ、最新情報を伝えるニュースリリースページなどがこれに該当します。

ユーザーは必要な情報を得て目的を達成したため、他のページを回遊する必要がなく離脱します。
このようなページでは、直帰率の高さを問題視する必要はありません

コンバージョンへの影響度で改善の優先順位を判断する

改善すべきページを見極めるには、コンバージョンへの貢献度を軸に考えます。
例えば、ECサイトの商品詳細ページ、サービスの申し込みフォーム、資料請求ページなど、直接コンバージョンにつながるページの直帰率が高い場合は、早急な対策が必要です。
これらのページからの離脱は、売上やリード獲得の機会損失に直結します

GA4でコンバージョンへの経路を分析し、目標達成の直前に位置するページの直帰率から優先的に改善する方法が効果的です。ECサイトのCVR改善については「ECサイトのCVRを改善する実践施策」で詳しく紹介しています。

ページの滞在時間とあわせて課題を特定する方法

直帰率とあわせて「平均エンゲージメント時間(GA4)」や「平均ページ滞在時間(UA)」を確認することで、より深く課題を特定する方法があります。
「直帰率が高く、かつ滞在時間も極端に短い」ページは、ユーザーが訪れた瞬間に「求めていた情報と違う」と判断し、すぐに離脱している可能性が高いです。

この場合、コンテンツの内容やファーストビュー(ページを開いて最初に表示される領域)に大きな問題があると考えられます。

サイトの直帰率が高くなる5つの主な原因

ページの特性を見極めた上で、それでも改善が必要だと判断した場合、次はその原因を探るフェーズに移ります。
直帰率が高くなる原因は多岐にわたりますが、多くは「ユーザーの期待を裏切っている」ことに起因します。

ここでは、サイトの直帰率を高めてしまう代表的な5つの原因を掘り下げて解説します。

原因1:ユーザーが求める情報とコンテンツの内容が一致していない

ユーザーが直帰する最大の原因は、検索キーワードや広告文から期待した情報が、訪れたページに存在しない、または見つけにくいことです。
これは「検索意図との不一致」と呼ばれます。
例えば、「ノートパソコンおすすめ安い」で検索したのに、表示されたページがハイエンドモデルの専門的なレビューばかりでは、ユーザーは期待外れだと感じてしまいます。

タイトルとコンテンツの整合性を保ち、ユーザーが求める答えを的確に提供することが不可欠です

原因2:ページの第一印象(ファーストビュー)で興味を引けていない

ユーザーはページを訪れてからわずか数秒で、そのページを読み進めるか、離脱するかを判断すると言われています。
この最初の数秒で表示される「ファーストビュー」が魅力的でなければ、ユーザーはコンテンツを読む前に離脱してしまいます。
ごちゃごちゃしたデザイン、読みにくい文字、何についてのページか一目でわからないキャッチコピーなどは、直帰率を高める大きな要因です。

原因3:サイトの操作性(UI/UX)が悪くストレスを与えている

ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の質が低いサイトは、ユーザーにストレスを与え、直帰につながります。
例えば、以下のような点が挙げられます。
ナビゲーションメニューが複雑でどこに何があるかわからない
ボタンやリンクが小さすぎて押しにくい(特にスマートフォン)

ポップアップ広告が頻繁に表示されて閲覧を妨げる
文字サイズが小さすぎる、または行間が詰まっていて読みにくい
ユーザーが直感的に操作でき、快適に情報を得られるサイト設計が求められます。

原因4:ページの表示速度が遅くユーザーが待ちきれない

ページの表示に3秒以上かかると、多くのユーザーは読み込みが終わるのを待たずに離脱してしまうというデータがあります
特に、モバイル環境では通信速度が不安定なこともあり、表示速度の遅さは致命的です。
ファイルサイズの大きい画像や動画の多用、不要なプログラムコードの存在などが、表示速度を低下させる主な原因です。

ユーザーを待たせないための技術的な最適化は、直帰率改善の基本となります。

原因5:次に何をすれば良いかわからない(サイト内導線の不備)

ページを最後まで読み終えたユーザーに対して、次にしてほしい行動を明確に示せていない場合、ユーザーはそのままサイトを離れてしまいます。
例えば、ブログ記事を読んだ後に、関連する他の記事への内部リンクがなければ、ユーザーの回遊はそこで途切れてしまいます。

また、サービス紹介ページの最後に「お問い合わせ」や「資料請求」へのCTA(行動喚起)ボタンがなければ、コンバージョンにもつながりません。
ユーザーを適切に導くサイト内導線の設計が不可欠です

GA4対応!直帰率を改善するための8つの具体的なステップ


サイトの直帰率が高くなる原因を特定できたら、次はいよいよ具体的な改善策を実行します。
ここでは、GA4を活用した現状分析から施策の実行、効果測定まで、直帰率を改善するためのステップを順を追って解説します。
これらの方法を実践することで、ユーザーの離脱を防ぎ、サイトのパフォーマンスを向上させることが可能です。

ステップ1:GA4で現状の直帰率とエンゲージメント率を正確に把握する

改善活動を始める前に、まずは現状を正確に把握することが不可欠です。
GA4を用いて、サイト全体の直帰率やエンゲージメント率はもちろん、特に課題のあるページや流入チャネルを特定します。
データに基づいた現状分析が、効果的な改善策を立案するための土台となります。

この方法で、どこから手をつけるべきかの優先順位を明確にします。サイト分析のやり方については「サイト分析の見るべき指標と手法」で詳しく紹介しています。

ページごとの直帰率を確認する手順

GA4でページごとの直帰率を確認するには、まず左側のメニューから「レポート」を選択します。
次に「エンゲージメント」内の「ページとスクリーン」をクリックしてください。
表示されたレポートの表の右上にあるカスタマイズアイコン(鉛筆マーク)をクリックし、「指標」を選択。

「指標を追加」から「直帰率」を検索して追加・適用します。
これで、各ページの直帰率を一覧で確認し、特に数値が高いページを特定する方法がとれます。

流入チャネル別の直帰率を分析する

ユーザーがどの経路でサイトに訪れたかによっても、直帰率は大きく変動します。
チャネル別の直帰率を分析するには、「レポート」から「集客」内の「トラフィック獲得」を開きます。
ここでも同様にレポートをカスタマイズして「直帰率」の指標を追加します。

例えば、特定の広告キャンペーンからの流入だけ直帰率が異常に高い場合、広告のターゲティングやクリエイティブと、ランディングページの内容が一致していない可能性が考えられます。
この方法で問題のある流入元を特定します。

ステップ2:ターゲットユーザーの検索意図を深く分析し再定義する

データ分析で課題のあるページが特定できたら、次はそのページに訪れるユーザーが「何を求めているのか」という検索意図を深く掘り下げます。
ユーザーの期待とコンテンツの間に生じているズレを解消することが、直帰率改善の最も本質的な方法です
表面的なキーワードだけでなく、その裏にあるユーザーの悩みや疑問を理解することが重要です。

対策キーワードからユーザーの隠れたニーズを読み解く

そのページがターゲットとしているメインキーワードだけでなく、関連するキーワードやサジェストキーワードも調査します。
例えば、「直帰率改善」というキーワードであれば、「ga4見方」「目安」「計算方法」といった関連語句がユーザーの具体的な疑問を示唆しています。

これらの隠れたニーズをコンテンツに盛り込むことで、ユーザーの満足度を高める方法があります。

既存コンテンツとのギャップを特定し改善点を洗い出す

再定義した検索意図と、既存のコンテンツの内容を照らし合わせ、何が不足しているのか、あるいは何がズレているのかを具体的に洗い出します。
情報が古い場合は最新情報に更新し、説明が不十分な箇所は補足します。
ユーザーが知りたいであろう情報が網羅されているか、専門的すぎたり逆に表面的すぎたりしないか、といった観点で見直す方法が有効です。

ステップ3:最初の3秒で心を掴むファーストビューに最適化する

コンテンツの内容を見直すのと並行して、ユーザーがページを訪れた瞬間の第一印象を改善します。
ユーザーはわずか3秒でそのページに留まるかどうかを判断するため、 ファーストビューの改善は離脱防止に即効性のある方法です
何についてのページで、続きを読むことでどんなメリットがあるのかを、瞬時に伝える工夫が求められます。

ユーザーの離脱を防ぐ魅力的なタイトルと導入文の作成術

ページのタイトルは、ユーザーが最初に目にする重要な要素です。
検索キーワードを含めつつ、ユーザーの興味を引く具体的な言葉を選びましょう。
続く導入文では、この記事を読むことで何が解決できるのかを明確に提示し、本文への期待感を高める方法をとります。

問題提起に共感を示し、解決策を提示する流れが効果的です。
この工夫でユーザーの離脱を防ぎます。

スマートフォンでの表示を最優先にレイアウトを調整する

現代のWebサイト閲覧は、スマートフォンが中心です。
パソコンでの見た目だけでなく、スマートフォンの小さな画面で表示されたときに、ファーストビューに必要な情報が収まっているか、文字や画像は適切かを確認します。
特に、重要なキャッチコピーやCTAボタンが画面内に表示されるようにレイアウトを調整する方法(モバイルファーストデザイン)は、直帰率改善において必須の視点です。

ステップ4:コンテンツの質と網羅性を高めユーザー満足度を向上させる

ユーザーがページを読み進めてくれたとしても、内容が薄かったり、信頼性に欠けたりすれば、満足度は得られず離脱につながります。
小手先のテクニックだけでなく、コンテンツそのものの品質を高めることが、本質的な直帰率改善の方法です。

ユーザーの疑問や悩みを完全に解決するような、質の高い情報を提供することを目指します。

専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を意識した情報を提供する

Googleがコンテンツの品質を評価する上で重視している「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を高める方法を取り入れます。
具体的には、専門家による監修を入れる、著者情報を明記する、公的なデータや研究結果を引用し出典を明らかにする、といった方法があります。
これにより、コンテンツの信頼性が増し、ユーザーが安心して情報を得られるようになります。

図解や動画を用いて視覚的に分かりやすく伝える工夫

文章だけで長々と説明するのではなく、図解、イラスト、グラフ、動画などを効果的に活用します。
複雑な情報や手順も、視覚的な要素を用いることで直感的に理解しやすくなります。
ユーザーの理解を助け、ページに留まる時間を長くする方法として非常に有効です。

コンテンツの内容に応じて最適な表現方法を選びましょう。

ステップ5:サイト内回遊を促す内部リンクを戦略的に設置する

ユーザーがページを読み終えた後、次にどんな行動をとれば良いか迷わせないための導線設計は、直帰率を下げる上で非常に重要な方法です。
関連性の高い情報へと自然に誘導し、サイト内を回遊してもらうことで、ユーザーエンゲージメントを高めます。
最終的には、お問い合わせや購入といったコンバージョンへ導くことを目指します。

関連性の高い記事へユーザーを自然に誘導するリンクの配置方法

コンテンツの文脈に沿って、関連する別の記事への内部リンクを設置します。
例えば、「直帰率の原因」について解説している箇所では、「直帰率の改善方法」の記事へのリンクを貼るなど、ユーザーが次に関心を持つであろう情報へと導きます。
記事の末尾に「関連記事」リストを設けるだけでなく、文中に自然な形でリンクを配置する方法も回遊率向上に効果的です。

ユーザーを次の行動へ導くCTA(Call To Action)ボタンを最適化する

CTAは、ユーザーに具体的な行動を促すための重要なパーツです。
「詳しくはこちら」「無料で資料請求」「今すぐ購入」など、ユーザーにしてほしい行動を明確な言葉で伝えます。
ボタンの色や形、サイズ、配置場所などをテストし、最もクリックされやすいデザインに最適化する方法が、コンバージョン率の向上と回遊率改善に直結します。ECサイトのABテストについては「ECサイトのABテスト完全ガイド」で詳しく紹介しています。

ステップ6:ページの表示速度を改善し読み込みのストレスをなくす

優れたコンテンツやデザインも、ページが高速に表示されなければユーザーに見てもらうことさえできません。
ページの表示速度は、ユーザー体験の根幹をなす要素であり、直帰率に直接的な影響を与えます。
専門的なツールを使って問題点を特定し、技術的な改善を行う方法が不可欠です。

PageSpeed Insightsで表示速度の問題点を特定する

Googleが無料で提供する「PageSpeed Insights」というツールを使用します。
分析したいページのURLを入力するだけで、パフォーマンスのスコアと具体的な問題点がリストアップされます。

「Largest Contentful Paint (LCP)」や「First Input Delay (FID)」といったCore Web Vitalsの指標を中心に、どこに改善のボトルネックがあるのかを特定する方法です。

画像のファイルサイズ圧縮と不要なソースコードの整理

PageSpeedInsightsで指摘された問題点に基づき、具体的な改善作業を行います。
最も一般的な方法が、画像のファイルサイズを圧縮することです。
画質を極端に落とさずにファイルサイズを小さくするツールを活用します。

また、使用していないCSSやJavaScriptのコードを削除したり、ブラウザのキャッシュ機能を活用したりすることも、表示速度の改善に有効な方法です。

ステップ7:直感的に操作できるサイトデザインとナビゲーションに見直す

ユーザーがサイト内で迷子になることなく、ストレスフリーで目的の情報にたどり着けるように、サイト全体の構造やデザインを見直します。
使いやすさは、ユーザーがサイトに好感を持ち、再訪してくれるかどうかを左右する重要な要素です。
初めて訪れた人でも直感的に操作できるシンプルな設計を心掛ける方法が求められます。

目的のページに迷わずたどり着けるメニュー構成の設計

サイトの主要なコンテンツを分類・整理し、分かりやすいナビゲーションメニューを設計します。
カテゴリー名は、一般的で誰もが理解できる言葉を選びます。
また、ユーザーがサイト内のどこにいるのかを常に把握できるよう、パンくずリストを設置するのも有効な方法です。

ユーザーが迷わないための道しるべを用意しましょう。

読みやすい文字サイズと行間を確保し可読性を高める

コンテンツの可読性は、ユーザーが内容をストレスなく読み進めるための基本です。
スマートフォンの画面でも小さすぎない文字サイズ(一般的に16px以上が推奨)を選びます。

また、行間や文字間を適切に設定し、窮屈な印象を与えないようにします。
背景色と文字色のコントラストを十分に確保することも、読みやすさを高める上で重要な方法です。

ステップ8:改善施策の効果を測定し継続的なPDCAサイクルを回す

直帰率改善の施策は、実行して終わりではありません。
実施した改善が本当に効果を上げたのかをデータで確認し、次のアクションにつなげるPDCAサイクルを回し続けることが最も重要な方法です
効果測定を継続的に行うことで、サイトを恒常的に改善していくことができます。

A/Bテストで効果の高い改善パターンを見つけ出す

例えば、CTAボタンの色を「赤」と「緑」のどちらにするか迷った場合、A/Bテストツールを使って2つのパターンを特定の割合のユーザーにランダムで表示し、どちらのクリック率が高いかを比較検証します。
このように、勘や経験だけに頼るのではなく、実際のデータに基づいて効果の高い改善パターンを特定する方法が、着実な成果につながります。WEB接客機能でのABテスト実装については「WEB接客機能でABテストを実装」で詳しく紹介しています。

直帰率だけでなくエンゲージメント率やCVRの変化も追跡する

施策の結果、直帰率が下がったとしても、それがサイトの最終的な目標(コンバージョン)に貢献していなければ意味がありません。
GA4で直帰率の変化と同時に、エンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、そしてコンバージョン率(CVR)といった指標もあわせて追跡する方法をとりましょう。
施策がビジネス全体の成果にどう影響したかを多角的に評価することが重要です。

MAツールで実現する一歩進んだ直帰率改善策


これまで解説してきた基本的な改善策に加えて、マーケティングオートメーション(MA)ツールを活用することで、よりユーザー一人ひとりに最適化された一歩進んだ直帰率改善が可能になります。
MAツールは、ユーザーの行動や属性に応じて、リアルタイムで最適な情報を提供し、離脱を防ぐための高度な施策を自動化する強力な武器です。

ユーザーセグメントに応じたポップアップで最適な情報を提供する

MAツールを使えば、「初めてサイトに訪れたユーザー」「特定の商品カテゴリーを閲覧中のユーザー」「購入を迷っているユーザー」といったセグメントごとに、表示するポップアップの内容を出し分けることが可能です。
例えば、初めての訪問者にはサイトの利用方法や初回限定クーポンを提示し、商品閲覧中のユーザーには関連商品のレコメンドや口コミ情報を表示することで、ユーザーの関心を引きつけ、次の行動を促します。

離脱の動きを見せたユーザーにだけ特別なクーポンを提示する

ユーザーがブラウザの「閉じる」ボタンにカーソルを移動させるなど、ページから離脱しようとする動きを検知し、その瞬間に「今だけ使える10%OFFクーポン」といった特別なオファーをポップアップで提示する方法があります。
これは離脱防止(イグジットインテント)ポップアップと呼ばれ、 購入を迷っていたユーザーの最後のひと押しとなり、離脱を踏みとどまらせる効果が期待できます

MAツール「EC Intelligence」なら専門知識なしで高度な施策を自動化できる

多くのMAツールは高機能な反面、設定が複雑で専門知識が必要な場合があります。
しかし、EC特化型のMAツール「ECIntelligence」は、SQLなどの専門知識がなくても、担当者自身が直感的な操作で高度な施策を自動化できるように設計されています。
カゴ落ちフォローや離脱防止ポップアップといったECサイトの鉄板シナリオがテンプレートとして用意されており、すぐに改善活動を始めることが可能です。

データ分析から施策の実行までを一つのツールで完結できるため、PDCAサイクルを高速で回せます

直帰率改善に関するよくある質問

ここでは、直帰率の改善に関して多くのWeb担当者が抱える疑問について、簡潔にお答えします。

自社サイトの直帰率が高い原因を特定するにはどうすればよいですか?

まずGA4で直帰率が高く滞在時間も短いページを特定します。
次にそのページについて「ユーザーの検索意図と内容がズレていないか」「ファーストビューは魅力的か」「表示速度は遅くないか」「操作性は悪くないか」の4つの観点から分析する方法が有効です。

直帰率の業界別平均や目安はどのくらいですか?

業界やサイトの種類によって大きく異なりますが、一般的な目安として、ECサイトのCVRは約2~3%程度、BtoBサイトのCVRは約0.5%~2%程度と言われています。広告媒体別のCVRでは、BtoBの検索広告で2.41%、ディスプレイ広告で0.46%という調査結果もあります。Webサイト全体のCVRに関する直接的な言及は情報源に見当たりませんでした。ただし、あくまで参考値であり、自サイトの目標と比較することが重要です。

GA4で直帰率を分析する際の注意点や、あわせて見るべき指標はありますか?

GA4の直帰率は「エンゲージメントがなかったセッションの割合」であるため、単体で見ずに必ず「エンゲージメント率」「平均エンゲージメント時間」「コンバージョン率」とセットで分析する方法が重要です。
直帰率の低下が、サイトへの関与度や事業成果の向上に繋がっているか多角的に評価しましょう。ECサイト分析の基本については「ECサイト分析の見るべき指標と売上を伸ばす手法」で詳しく紹介しています。

まとめ

直帰率の改善は、単に数値を下げること自体が目的ではありません。
ユーザーがサイトを訪れた目的をスムーズに達成できるよう、コンテンツの質を高め、快適な利用体験を提供するための継続的な活動です。
本記事で紹介した原因特定の視点と8つの改善ステップを参考に、まずはGA4で自社サイトの現状を把握することから始めてみましょう。

そして、仮説に基づいた施策を実行し、データで効果を検証するPDCAサイクルを粘り強く回していくことが、ユーザーから選ばれるサイトへの確実な一歩となります。

直帰率改善の自動化を支援するMAツール「EC Intelligence」

本記事で解説した直帰率改善の施策を、より効率的かつ高度に実行したいEC事業者様には、MAツール「ECIntelligence」の活用がおすすめです。
ECIntelligenceは、EC・物販に特化した機能で、専門知識がない担当者でも簡単にパーソナライズされたアプローチを自動化し、ユーザーの離脱防止とコンバージョン向上を強力に支援する方法を提供します。MAツールについては「ECサイト特化型MAツール」で詳しく紹介しています。

EC Intelligenceが多くのECサイトで選ばれる3つの理由

多くのECサイトが数あるMAツールの中からECIntelligenceを選ぶのには、明確な理由があります。
ここでは、その中でも特に評価されている3つのポイントをご紹介します。

理由1:EC・物販の成果に直結する機能設計と豊富なシナリオテンプレート

ECIntelligenceは、ECサイトの売上向上に特化して設計されています。
そのため、「カゴ落ちフォロー」「閲覧商品リマインド」「離脱防止ポップアップ」など、成果に直結しやすい鉄板シナリオがテンプレートとして豊富に用意されています。
これにより、導入後すぐに効果的な施策を開始することが可能です

理由2:SQL不要のデータ統合基盤で高度な分析とパーソナライズ施策を実現

ECIntelligenceは、サイト内行動履歴、購買履歴、会員情報といった分断されがちなデータを、専門知識不要で統合できるCDP(顧客データ基盤)を内包しています。
これにより、「特定の商品を閲覧し、まだ購入していない優良顧客」といった複雑な条件のセグメントも、 SQLを書かずに画面操作だけで作成し、パーソナライズされたアプローチを即座に実行できます

理由3:専門家による手厚い伴走サポートでツールの導入効果を最大化

ECIntelligenceは、「ツールを導入したものの使いこなせない」という事態を防ぐため、EC実務に精通した専門家による手厚い伴走サポートを提供しています。
初期設定の支援から、データに基づいた施策の提案、効果測定のレクチャーまで、お客様が成果を出せるまで二人三脚で支援します。
この「挫折させない」サポート体制が、高い顧客満足度につながっています



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記事を書いた人
株式会社シナブル

ECサイト特化のデータ分析&マーケティングシステム「EC Intelligence」を開発。「テクノロジーで商取引を革新し、ショッピング体験をより良くする」というビジョンの元、ECサイト・オムニチャネルの体験がさらに豊かになる情報を発信します。

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