コラム

ECサイトのWEB接客とは?新規獲得にも有効?基本から新規獲得への活かし方、EC Intelligenceでの実装手順まで

ECサイトのWEB接客とは?新規獲得にも有効?基本から新規獲得への活かし方、EC Intelligenceでの実装手順まで
目次

ECサイトの売上は「アクセス数 × 転換率(CVR)× 顧客単価」で構成されます。広告費が高騰し新規流入の確保が難しくなるなか、せっかく訪れた初回ユーザーを取りこぼさず購入につなげる仕組みとして注目されているのがWEB接客です。実店舗の販売員のように、サイト上で一人ひとりに合わせた声かけや提案を行うことで、離脱を防ぎ、新規顧客の獲得効率を高められます。本記事では、WEB接客の基本から種類、新規獲得に効く理由、導入の進め方、効果測定までを整理したうえで、後半ではEC Intelligence(ECI)を使った具体的な実装手順までを、EC事業者の視点で解説します。

WEB接客とは?

ポイント:WEBサイト上で訪問者一人ひとりに合わせて声かけ・提案・サポートを行い、実店舗の接客に近い体験を再現する手法です。ポップアップやチャットなどを通じて、離脱防止とコンバージョン向上を狙います。

WEB接客とは、その名のとおりWEBサイト上で来訪者に「接客」を行う手法・技術の総称です。実店舗にあってECサイトに不足しがちなのが、スタッフによる一対一のコミュニケーションでした。長らくEコマースの弱点とされてきたこの課題を、デジタル上で解決しようとして生まれたのがWEB接客です。

たとえば、サイトを一定時間閲覧したユーザーにポップアップでおすすめ商品を表示したり、初回訪問者にだけクーポンを提示したり、購入を迷っているユーザーにチャットで質問を受け付けたりといった施策が該当します。ポイントは、すべての訪問者に同じ画面を見せるのではなく、状況や属性に応じて出し分ける点にあります。

WEB接客とオンライン接客の違いは何ですか?

ポイント:ほぼ同義ですが、WEB接客はポップアップ・チャットなどサイト上での接客全般を指し、オンライン接客はビデオ通話やライブ配信で人が直接対応する手法を指す場合があります。ECで自動化しやすいのは前者です。

「WEB接客」と「オンライン接客」は、いずれもオンライン上で顧客に接客する取り組みを指し、明確な定義の境界はありません。ただし、使われる文脈にはゆるやかな違いがあります。

WEB接客は、主にWEBサイト上でポップアップやチャット、レコメンドなどを通じて行う接客を指すことが多く、ツールによる自動化・出し分けと相性が良いのが特徴です。一方でオンライン接客は、ビデオ通話やライブコマースのように、スタッフが画面越しに人として直接対応する手法を含めて語られる傾向があります。後者は、アパレルやジュエリー、住宅、家電など「実物を見たい」「専門家に相談したい」ニーズが強い商材で効果を発揮し、商圏の拡大や顧客単価の引き上げにつながります。

両者は対立するものではなく、目的に応じて組み合わせるものです。本記事では、EC運用で導入しやすく自動化しやすい、ポップアップやチャットを中心とした「ツール型のWEB接客」を主に取り上げます。

メールマーケティングとの違いは?

ポイント:WEB接客は「今サイトを見ているユーザー」に、メールは「サイトから離れているユーザー」にアプローチできます。両者は対象が異なるため、組み合わせて使い分けるのが効果的です。

WEB接客の最大の特徴は、まだ会員登録していない初回訪問の匿名ユーザーにもアプローチできる点です。詳細な属性は分からなくても、「初めて訪れた」「特定の商品ページを見ている」「カートに商品が入っている」といったその場の行動情報を手がかりに、最適なメッセージを届けられます。一方、メールマーケティングはメールアドレスを取得済みの顧客に対して、サイトから離れたタイミングでも継続的に接点を持てる点が強みです。新規獲得から再訪促進まで、両者の得意分野を理解して使い分けることが、EC運用の肝になります。

WEB接客にはどんな種類・できることがありますか?

ポイント:画面に提案を表示する「ポップアップ型」と、対話でサポートする「チャット型」が代表的です。さらにアンケート・ABテスト・コンテンツ差し替えなど、出し分けを活かした施策にも広がります。

ポップアップ型

設定した条件・タイミングで、画面上に通知やバナー、クーポン、アンケートなどを表示する方式です。コンテンツとは分けて表示されるため視認性が高く、初回訪問者へのキャンペーン告知や、カート離脱を防ぐ最後のひと押しに向いています。半面、表示が多すぎると閲覧の妨げになりかねないため、表示場所・内容・頻度の設計には注意が必要です。「滞在時間が長いユーザーに購入を後押しする」「カートに入れたまま離脱しそうなユーザーに確認を促す」といったパーソナライズが効果を左右します。

チャット型

画面の隅にチャットウィンドウを表示し、訪問者と対話する方式です。疑問や不安をその場で解消できるため、離脱の抑止やCVR向上に貢献します。あらかじめ用意したシナリオに沿って自動応答する「チャットボット」と、担当者がリアルタイムで対応する「有人チャット」があり、近年はAIを活用したボットも増えています。無人対応は24時間稼働でコストを抑えられる一方、想定外の質問には弱く、有人対応は柔軟ですが運用負荷がかかります。まずボットが受け、必要に応じて有人に引き継ぐハイブリッド運用も一般的です。

そのほかのWEB接客でできること

WEB接客は、来訪者への「声かけ」だけでなく、データ収集や改善のための施策にも活用できます。代表的なものを整理します。

  • アンケート:ポップアップでミニアンケートを表示し、来訪者の関心や離脱理由、商品への評価といった「顧客の声(VOC)」を収集します。購買データだけでは見えない「なぜ買ったか・なぜ離れたか」を把握でき、サイト改善や商品開発のヒントになります。
  • ABテスト:訴求文言やバナー、表示タイミングなどのパターンを複数用意し、どちらが反応が良いかを比較する手法です。勘や思い込みではなくデータに基づいて改善でき、CVR向上の打ち手を見極められます。
  • コンテンツ差し替え(要素置き換え):ページの一部の要素を、訪問者の属性や状況に応じて差し替える機能です。サイト本体を改修せずに、初回訪問者とリピーターで見せ方を変えるといった出し分けが実現できます。

広義のWEB接客に含まれるもの

サイト内検索やレコメンド(おすすめ表示)も、訪問者の意図に合わせて情報を出し分けるという意味で、広い意味でのWEB接客に含まれます。検索やレコメンドは「探す・選ぶ」を助け、ポップアップやチャットは「迷いを解消し背中を押す」役割を担います。これらを連動させると、サイト全体での購買体験を一貫して高められます。

なぜWEB接客は新規顧客の獲得に有効なのですか?

ポイント:初回訪問の匿名ユーザーにもその場でアプローチでき、離脱を防げるからです。広告で集めた流入を無駄にせず、初回購入の転換率を引き上げられる点が新規獲得に効きます。

新規顧客の獲得は、広告などで流入を増やす「集客」と、訪れたユーザーを購入につなげる「転換」の両輪で成り立ちます。多くのECサイトでは集客に予算を投じる一方、初回訪問者の多くが何も行動せずに離脱してしまうのが実情です。WEB接客は、この「流入したのに離脱してしまう層」に直接働きかけられるため、同じ広告費でも獲得できる新規顧客を増やせます。

初回訪問者の不安をその場で解消できる

初めて訪れたサイトでは、ユーザーは「この店で買って大丈夫か」「自分に合う商品はどれか」「送料はいくらか」といった不安を抱えがちです。こうした疑問が解消されないまま放置されると、そのまま離脱につながります。チャットでの質問受付や、初回限定クーポンの提示、送料無料ラインの案内などをタイミングよく示すことで、初回購入のハードルを下げられます。

属性が分からなくても行動データで最適化できる

新規ユーザーは会員情報がないため、従来のCRM施策では対象にしにくい存在でした。WEB接客なら、流入元・閲覧ページ・滞在時間・カートの状態といったリアルタイムの行動データをもとに、属性が不明でも一人ひとりに近い提案が可能です。たとえば「広告から特定の商品ページに着地した初回ユーザー」に、その商品のレビューや関連特集を優先的に見せる、といった出し分けができます。

離脱しそうなタイミングを捉えて引き止められる

カート投入後の離脱(カゴ落ち)は、ECサイトで購入に至らない大きな要因の一つです。離脱の兆候が見えたタイミングで「合計金額が一定額以上で送料無料」といった訴求や、買い忘れの確認を表示することで、あと一歩のところで止まっていたユーザーを購入へ後押しできます。新規ユーザーの初回購入を確実に成立させることは、その後のリピートやファン化の起点にもなります。

WEB接客を導入するメリットは?

ポイント:既存サイトを大きく改修せず短期間で始められ、CVR改善やニーズに合った提案による顧客満足度向上が見込めます。新規獲得から再訪促進まで一貫して活用できる点も強みです。

  • 導入が比較的容易:多くはタグの設置で導入でき、サイト自体の作り直しが不要なため、スピーディに施策を始められます。
  • CVR改善に直結:適切なタイミングの提案やサポートで離脱を防ぎ、購入や申し込みを後押しできます。
  • 一人ひとりに合った提案:行動や属性に応じて情報を出し分けることで、押し付けにならない自然な接客が実現します。
  • 検証・改善がしやすい:表示条件やシナリオを変えながら効果を測定でき、PDCAを回しやすい施策です。

重要なのは、WEB接客は「入れれば成果が出る」ものではなく、目的に沿ったシナリオ設計と継続的な改善があって初めて効果を発揮するという点です。導入後は表示内容やタイミングを定期的に見直し、成果に応じてチューニングしていく姿勢が欠かせません。

WEB接客で新規獲得につなげる活用シーンの例

ポイント:初回訪問者へのウェルカム提案、商品ページでの不安解消、カート・購入直前での後押しなど、ユーザーの段階に応じた声かけが新規の初回購入を引き上げます。

トップページ・ランディングページで第一印象を最適化する

広告や検索から初めて訪れたユーザーに対し、ブランドの強みや初回特典を分かりやすく提示します。たとえば初回訪問者にだけ訴求バナーやクーポンを表示し、リピーターには閲覧履歴に基づく提案を出すなど、同じページでも見せ方を変えることで、それぞれにとって自然な入口を用意できます。

商品ページで疑問・不安を取り除く

サイズや使い方、他商品との違いなど、購入前に生じやすい疑問にチャットやFAQ表示で答えます。レビューや利用シーンの提案を組み合わせると、初回ユーザーの「これで合っているか」という迷いを減らせます。

カート・購入直前で離脱を防ぐ

カートに特定の商品が入ったときや、合計金額が送料無料ラインに近づいたときにメッセージを表示し、購入の後押しをします。離脱しようとする動きを捉えて確認を促すことで、初回購入の取りこぼしを抑えられます。

WEB接客ツールはどう選べばよいですか?

ポイント:「目的に合った機能があるか」「自社の運用体制で回せるか」「既存ツールと連携できるか」の3点が基本の判断軸です。多機能であることよりも、自社の課題に合うかを重視します。

ツールにはポップアップ中心のもの、チャット中心のもの、両方を備えたものがあり、価格や運用のしやすさもさまざまです。まず自社の課題を明確にし、その解決に必要な機能を見極めることが出発点になります。CVR向上が目的なら行動に基づくポップアップ、問い合わせ対応の効率化が目的ならチャット、というように、目的と機能を対応させて検討します。

あわせて、社内で運用を継続できるかも重要です。どれほど高機能でも、使いこなせる体制がなければ成果にはつながりません。サポート体制の充実度や、既存のアクセス解析・MA・CRMといったツールとの連携可否も、運用負荷を左右する選定ポイントになります。顧客データと接客を同じ基盤で扱えると、新規からリピートまで一貫した施策が組みやすくなります。

WEB接客導入の進め方は?

ポイント:「目的とKPIの設定 → シナリオ設計 → ツール選定・設置 → 運用と改善」の流れで進めます。スモールスタートで検証しながら範囲を広げるのが成功の近道です。

まず「なぜ導入するのか」を具体的な数値目標(KPI)に落とし込みます。たとえば「初回訪問者のCVRを一定割合引き上げる」「カゴ落ち率を下げる」といった形です。次に、誰に・どのタイミングで・どんなメッセージを出すのかというシナリオを設計します。その要件に合うツールを選んで設置し、運用を開始したら効果を測定し、表示条件やメッセージを見直していきます。

最初から全ページ・全施策に展開するのではなく、効果が見込みやすい一部のページやシナリオから試し、成果を確認しながら広げていくとリスクを抑えられます。WEB接客は一度設定して終わりではなく、データをもとに継続的に改善していくことで成果が積み上がる施策です。

効果はどう測定すればよいですか?

ポイント:表示回数・クリック率・CVR・カゴ落ち率などを施策ごとに計測し、接客の有無で比較します。行動データと購買データを結びつけて改善点を見極めることが大切です。

WEB接客の効果は、ポップアップやチャットを「表示したグループ」と「表示しなかったグループ」を比較することで把握しやすくなります。クリック率やクーポン利用率といった接客への反応に加え、最終的な購入率や客単価への影響まで追うことで、施策の価値を客観的に評価できます。複数のシナリオを並行して試し、反応の良いパターンを残していくと、無理なく成果を高められます。

効果測定を継続するには、接客データと購買・会員データを同じ基盤で扱える環境が望ましいといえます。ツールが分断していると、反応と購買行動を突き合わせる集計に手間がかかり、改善のスピードが落ちてしまうためです。

EC Intelligenceでの実装例:要素置き換えと表示条件指定

ポイント:ECIなら、サイト本体を作り直さず管理画面の設定だけで出し分けを実装できます。ここでは「要素置き換えによるTOP最適化」と「表示条件によるカート施策」の手順を具体的に解説します。

ここまでは考え方を中心に整理してきました。ここからは、EC Intelligence(ECI)の接客機能を使って、実際にどのように出し分けを設定するのかを具体的な手順で解説します。


要素置き換え機能でTOPページを最適化する

ECIの接客機能では、ポップアップを表示するだけでなく、ページの指定した場所にバナー画像やHTML要素を差し込めます。ここでは、TOPページの一部を訪問者に応じて差し替える手順を示します。

  • 差し替え対象のHTML要素を調べる
    対象ページをブラウザで開き、差し替えたい箇所を右クリックして「検証」(Google Chromeの場合。Firefoxは「調査」)を選び、ソースコードを表示します。対象がどの要素に格納されているかを確認します。本例では、トップのキービジュアルが次の要素で囲まれていると仮定します。

<div class="top_kv"> … </div>

  • 接客サービスを新規登録する
    ECIの管理画面で接客メニューを開き、「サービス一覧」から新しいサービスを登録します。

  • 表示条件を設定する
    初期設定画面で、適用したいページのパスを表示条件に指定します(TOPページなら「/」)。検証段階では、パラメータ(?+任意の文字列)を条件に設定しておくと、そのパラメータを付けたURLでのみ表示を確認できます。

  • プロモーションを追加する
    「プロモーション」項目の編集ボタンから「プロモーションを追加」を選び、テンプレート選択で「ブランク」を選択して「設定メニュー」へ進みます。

  • 差し替え対象(ターゲット)を指定する

手順1で調べた要素を指定します。タグに class が使われている場合は「セレクター」を選び、先頭にドットを付けて「.top_kv」のように入力します(id の場合は「ID」を選び、ドットは不要です)。

  • 差し替え内容をスクリプトで設定する
    「スクリプト」メニューのHTML欄に、差し替えたい内容(例:画像のimgタグ)を入力します。HTMLのほかCSSやJavaScriptも挿入でき、スライダーバナーなども実装可能です。

  • 公開して確認する
    初期設定画面に戻って「公開」ボタンをクリックします。検証用パラメータを付けたURLにアクセスし、表示が差し替わっているかを確認します。

※ どの要素を指定すればよいか判断が難しい場合は、社内の詳しい担当者に確認するか、シナブルのサポートまでお問い合わせください。



表示条件に「新規ユーザー」を指定してブランドの訴求ポイントを優先的に見せたり、「リピートユーザー」に閲覧履歴を見せたりと、属性や状況に合わせたページ最適化も同じ仕組みで実現できます。

表示条件指定でカート施策を出し分ける

接客サービスの「表示条件」では、多様な条件を組み合わせて出し分けができます。なかでも、要素置き換えでも使った「セレクター」による条件は、ページ内の要素が動的に変化するショッピングカートで特に有効です。たとえば次のような出し分けが可能です。

  • カートに特定の商品が入ったときだけポップアップを表示する
  • カートの合計金額が一定額以上のときだけポップアップを表示する

ここでは、カートのソースコードが次の構造になっていると仮定して設定例を示します(説明のため簡略化しています)。

<div class="item">シナブルオリジナルTシャツ</div>  <div class="price">3800</div>円 … <div class="total_price">4780</div>円

(例1)特定の商品がカートに入っているときに表示する

  • 「アクセスページのパス」にカートページのURLを入力します(カートページにのみ表示するため)。
  • 「HTML」を選び、セレクターに商品名を囲むクラス名「.item」を入力します(先頭にドットを付けます)。
  • 最後の項目に、タグ内に現れる文字列(例:シナブルオリジナルTシャツ)を指定します。

(例2)合計金額が一定額以上のときに表示する

「カート内の合計金額が3,000円を超えたとき」に表示したい場合は、合計金額が「.total_price」のタグで表示されている前提で、次のように設定します。

  • 「HTML(数字)」を選び、セレクターにクラス名「.total_price」を入力します。
  • 値の欄に「3000」を入力し、数字の前のプルダウンで「以上」を選択します。

これにより、カート内の合計金額が3,000円以上になったときにだけポップアップを表示できます。「合計3,000円以上で送料無料」といった訴求をカートページで出し分けるのに有効です。なお、より入り組んだソースコードで設定がうまくいかない場合は、シナブルのサポートまでご連絡ください。

WEB接客を活用した新規顧客獲得・リード獲得の活用事例

■ 離脱の瞬間にアプローチ:離脱意図×特典ポップアップで新規会員登録を促進
  • 施策内容: ユーザーが別サイトへ移動(離脱)しようとした瞬間や、検索結果が0件で行き止まりになってしまった瞬間にのみWeb接客を自動発動。「ちょっと待ってください!今なら新規会員登録で送料無料クーポンが使えます」といった限定特典やタイマーを表示
  • 効果: 順調に回遊しているユーザーの邪魔(無理な引き留め)はせず、離脱しようとしているユーザーにだけメリットを提示することで、嫌悪感を与えずに新規会員獲得へと繋げています
■ パーソナライズ診断:押し売りしない「一緒に選ぶ」体験で良質なリードを獲得
  • 施策内容: サイト内で商品選びに迷っているユーザーなどに対し、Web接客機能を用いて「あなたに最適なプランを30秒で診断」といった参加型の診断コンテンツを提示する
  • 効果: 企業側からの押し売りではなく、ユーザー自らが選ぶ「一緒に選ぶ」体験を提供することで、高いエンゲージメント率と高品質なリード(見込み客)獲得を実現しています。(※こちらはエンゲージメント向上の文脈でも使える汎用性の高い施策です)
■ 会員登録フォームのUI改善:メリットバナーの表示でメルマガ登録率が約3倍に
  • 課題・施策: 新規会員登録フォームにおいて、メルマガを「希望する/希望しない」の項目がデフォルトで未選択になっており、登録率が8%にとどまっていました。そこで、Web接客機能を使ってフォーム内に「メルマガ登録のメリット」を伝えるバナーを追加表示しました
  • 効果: メリットを視覚的に明確に提示したことで、新規会員登録時のメルマガOK率が8%から22%へと(14ポイント)大きく上昇し、将来の売上を創出する新規リード獲得に貢献しています
■ マルチチャネルへの送客:サイト訪問者をLINE友だちや資料ダウンロードへ誘導
  • 施策内容: サイト訪問者の属性や行動に合わせて、LINE公式アカウントの登録を促すポップアップを表示。また、BtoBサイトなどではお役立ち記事や資料ダウンロードへの導線をWeb接客で表示します
  • 効果: その場での購入に至らなかった単なるサイト訪問者を、継続的なアプローチが可能な「LINE友だち」や「見込み客(リード)」へと転換させ、新規顧客獲得の入り口として効果的に機能させています

新規獲得からリピートまで一貫したWEB接客を実現するには

ここまで見てきたとおり、WEB接客は初回訪問者の不安を解消し、離脱を防ぎ、初回購入へ後押しすることで、新規顧客の獲得効率を高められる施策です。さらに効果を最大化するには、その場の接客だけで終わらせず、獲得した顧客の行動・購買データを蓄積し、次のレコメンドやメール、再訪時の接客へとつなげていく「一貫した運用」が鍵になります。

EC Intelligence(ECI)は、サイト内検索・レコメンド・WEB接客・メール配信といったECに必要な機能を一つの基盤に統合した、EC特化型のMA/CRMプラットフォームです。顧客属性・購入履歴・アクセスログ・商品データなど複数の軸を組み合わせたセグメントを管理画面から抽出し、初回訪問の匿名ユーザーから優良顧客まで、状況に応じた接客を出し分けられます。本記事で紹介した要素置き換え機能でトップページを訪問者ごとに最適化したり、カート内の商品や合計金額を条件にポップアップを表示したりと、新規獲得から再訪促進までを同じ基盤で運用できます。

「集めた流入を新規顧客の獲得につなげたい」「接客とデータ活用を分断させずに回したい」とお考えのEC担当者の方は、機能や運用イメージを確認する選択肢の一つとして、EC Intelligenceもご検討いただければ幸いです。


よくある質問(FAQ)

Q. WEB接客とオンライン接客は何が違いますか?

A. ほぼ同義で使われますが、WEB接客はポップアップやチャットなどサイト上での接客全般を指すことが多く、オンライン接客はビデオ通話やライブ配信を介して人が直接対応する手法を指す場合があります。EC運用で自動化しやすいのはポップアップ・チャットを中心としたツール型のWEB接客です。

Q. WEB接客は新規顧客の獲得にも使えますか?

A. 使えます。会員登録前の匿名ユーザーにも、流入元や閲覧ページなどの行動データをもとにアプローチできるため、初回訪問者の不安解消や離脱防止を通じて初回購入の転換率を高められます。広告で集めた流入を無駄にしないという意味で、新規獲得施策と相性が良い手法です。

Q. WEB接客でできることには何がありますか?

A. ポップアップやチャットによる声かけ・サポートのほか、アンケートによる顧客の声の収集、ABテストによる訴求の改善、ページ要素を出し分けるコンテンツ差し替え(要素置き換え)などがあります。サイト内検索やレコメンドも広い意味でのWEB接客に含まれます。

Q. 導入にはどのくらいの手間がかかりますか?

A. 多くのツールはタグの設置で導入でき、サイト自体を大きく作り直す必要はないため、比較的短期間で始められます。ただし成果を出すには、目的に沿ったシナリオ設計と、運用開始後の継続的な改善が欠かせません。まずは効果が見込みやすい一部のシナリオから始めるのがおすすめです。

Q. ポップアップ型とチャット型はどちらを選ぶべきですか?

A. 目的によります。キャンペーン告知やカート離脱の防止などCVR向上が主目的ならポップアップ型、問い合わせ対応や購入前の疑問解消を重視するならチャット型が向いています。両方を備えたツールもあるため、自社の課題に合わせて選ぶとよいでしょう。

Q. 既存サイトのデザインを変えずに、ページの一部だけ出し分けできますか?

A. できます。EC Intelligenceの要素置き換え機能を使うと、ページ上の指定した要素(バナーやテキストなど)を、訪問者の属性や状況に応じて差し替えられます。サイト本体の改修は不要で、対象要素をクラス名(セレクター)やIDで指定して設定します。

Q. カート内の商品や金額に応じてポップアップを出し分けできますか?

A. できます。表示条件にセレクターを使い、「特定の商品がカートに入っているとき」「合計金額が一定額以上のとき」などを指定できます。「3,000円以上で送料無料」といった訴求をカートページで出し分けるのに有効です。

Q. 効果はどのように確認できますか?

A. 接客を表示したグループとしなかったグループを比較し、クリック率・クーポン利用率・CVR・カゴ落ち率などの変化を見ることで把握できます。接客データと購買データを結びつけて分析できる環境を整えると、改善のスピードが上がります。

EC特化のCRMツールならEC Intelligence


EC Intelligenceは、単なるツールではありません。ECに必要な「探す」「選ぶ」「繋がる」の機能を統合し、運用の手間を最小限に、顧客満足度を最大限に高めるためのプラットフォームです。

EC Intelligenceが選ばれる理由

・サイト内検索・レコメンド・メール配信の3機能が1つに

・顧客一人ひとりに合わせた「おもてなし」を自動化

・エンジニア直結のサポート体制で、技術的な不安を解消


機能に関するご質問やご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
記事を書いた人
株式会社シナブル

ECサイト特化のデータ分析&マーケティングシステム「EC Intelligence」を開発。「テクノロジーで商取引を革新し、ショッピング体験をより良くする」というビジョンの元、ECサイト・オムニチャネルの体験がさらに豊かになる情報を発信します。

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