「今のMAツールは本当に自社に合っているのだろうか」——
契約更新のタイミングは担当者にとって悩みの時期でもあり、チャンスの時期でもあります。
この記事では、EC事業者に向けてMAツールをリプレイスする際に本当に必要な情報をまとめました。選び方のポイントから機能詳細の比較まで社内稟議の資料作りにもそのまま活用できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
EC事業者がMAツールを選ぶ際の4つのポイント
MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、顧客の購買履歴や行動履歴をもとに、メール・LINE・Web接客などの施策を自動化するツールです。
機能や強みがツールによって大きく異なるため、候補を絞る前にまず選定ポイントを把握しておくことが大切です。
1.ECに必要な機能はあるか
EC事業者がMAツールを使用する場合、汎用ツールでは対応しきれないケースが少なくありません。カゴ落ちフォロー・F2転換シナリオ・LTV管理・閲覧履歴に基づくレコメンド・Web接客など、EC業務に直結する機能が標準搭載されているかどうかが、最初の判断軸になります。
「シナリオの設定がノーコードでできるか」「必要な機能が追加オプションではなく標準で使えるか」も、導入後の運用コストに直結するため合わせて確認しましょう。
2.メール・LINE・Web接客をまたいだチャネルを一元管理できるか
メール・LINE・Web接客・アプリ通知——EC事業者の顧客接点は複数チャネルにまたがります。
チャネルごとにツールが分断されると顧客データも分断され、「メール未開封の顧客にLINEでフォロー」「サイト閲覧後にパーソナライズした接客を表示」といった連動施策が実現できません。1つのプラットフォームでシナリオを組み、複数チャネルを横断して施策を実行できるかどうかを必ず確認しましょう。
3.顧客データを統合・分析できるか
CDP(Customer Data Platform)とは、ECシステム・基幹システム・広告データなど、社内に散在する顧客データを1か所に統合する基盤のことです。
CDPが統合されているMAツールならセグメントの精度が高まり、顧客一人ひとりの行動に合わせたマーケティングをリアルタイムで実行できます。また、施策の効果をツール内で一元検証できるため、PDCAのスピードも向上します。
4.サポート・移行支援が充実しているか
MAツールのリプレイスで不安な点として、「移行期間中の運用停止リスク」と「社内教育コスト」も多く挙げられます。
データ移行サポートの有無・導入後の伴走体制・問い合わせのレスポンス速度は、長期的な運用品質に直結するもの。契約前にサポート内容と過去の移行事例を詳しく確認することをおすすめします。
EC事業者が活用すべきMAツールの機能とは

続いて、EC事業者がMAツールで本当に活用すべき機能を整理しておきましょう。
セグメント配信・シナリオ自動化
購買回数・閲覧履歴・最終購入日などの条件を組み合わせてリストを自動生成し、条件に応じたメール・LINEを自動配信する機能です。
「休眠顧客」「カゴ落ちユーザー」「誕生日月の顧客」といったセグメントを手作業で作成している場合、シナリオ自動化への移行だけでマーケ担当者の工数を大幅に削減できます。 MAツール導入の基本機能であり、条件設定の柔軟性とノーコードで操作できるかどうかをツール比較の際に確認しましょう。
カゴ落ち・F2転換フォロー
商品をカートに入れたまま離脱した顧客への自動フォローと、初回購入者への2回目購入を促すシナリオは、ECサイトの売上改善に直結する最重要施策のひとつです。
リアルタイムでトリガー配信できるかどうかが施策の効果を大きく左右するため、F2転換シナリオと合わせて、初回購入からの日数・購買金額・商品カテゴリに応じた自動配信を設計できるツールを選びましょう。
Web接客・リアルタイム接客
サイト訪問者の行動データをもとに、ポップアップ・バナー・チャットなどをリアルタイムで表示してCVR(コンバージョン率)を高める機能です。 「初回訪問者にはクーポンを表示」「特定商品を3回以上閲覧したユーザーには在庫数を強調表示」といった、一人ひとりの行動に合わせた接客を自動で実現できるかがポイントです。また、 A/Bテスト機能と組み合わせることで、どの接客パターンが最も成果につながるかを継続的に検証・改善できます。
分析・ダッシュボード
施策の効果をリアルタイムで可視化し、次の打ち手を素早く判断できる分析・ダッシュボード機能は、PDCAの速度を左右する重要な機能です。 LTV・F2転換率・休眠率・メール開封率・CVRといったEC事業者が追うべき指標が、ツールを切り替えることなく1画面で確認できるかどうかをチェックしましょう。AIと連動して「次に打つべき施策案」を自動で提案してくれる機能を持つツールも登場しています。
MAツール比較表【2026年最新・EC事業者向け7選】
ここからは、EC事業者がリプレイス時に押さえておくべきMAツール7つをご紹介します。
ツール名 | メール配信 | LINE配信 | Web接客 | CDP統合 | サポート体制 | 月額費用目安 課金方式 | 導入実績 |
EC Intelligence | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | 専任担当(全員フロントエンドエンジニア経験者)による伴走支援 | 月間PV(初期設定やデータ連携の準備期間中は費用が発生しない) | 120サイト以上・継続率97.6% |
b→dash | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | サポートサイトが充実 | 要問い合わせ | 1,300社以上 |
カスタマーリングス | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | 環境設定・初期施策のお打ち合わせ・各種セミナーやユーザー交流会など | 初期費用・設定支援費用+月額料金(データ件数やオプションにより異なる) | 850社以上・継続率99.1% |
Salesforce Marketing Cloud | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ナレッジやコミュニティを活用できる3つのサポートプランあり | Salesforce Starter 月額3,000円〜 Marketing Cloud Next Growthエディション 月額180,000円〜 | 世界大手企業の実績多数 |
Braze | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | 日本語サポートあり | MAUに応じて変動・3つのプランあり | 世界大手企業の実績多数 |
Karte | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | オンボーディング・長期伴走支援 | 月間UU数に応じて変動・初期費用あり | アパレル・金融など実績多数 |
Repro | ⚫︎(Repro Mail) | ⚫︎(Repro for LINE) | ⚫︎(Repro Web) | CDP・DWH不要(連携も可) | 専任スタッフによる支援 | パッケージの組み合わせによる・要問い合わせ | 大手企業の実績多数 |
※ 各社公式サイト2026年6月時点。各ツールの料金・機能は変更される場合があります。
最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
EC Intelligence

特徴…EC特化の全機能統合プラットフォーム
向いている企業…複数ツールを一本化してコスト削減と施策効果の向上を実現したい自社EC・D2Cブランド
CDP・検索・レコメンド・Web接客・メール/LINE配信・分析までをひとつのプラットフォームに統合したEC特化オールインワンMAです。
同一エンジン・統合DBで動作するため、複数チャネルをまたいだ施策がすぐに実行でき、さまざまな顧客接点(EC、店舗、メール、アプリ)の強化が可能。 ECに精通した専任担当による手厚い支援により、知識のない担当者の方も安心して使える点が魅力です。
b→dash

引用:b→dash公式サイト
特徴…ノーコードで使えるデータドリブンMA
向いている企業…データ活用を内製化したい中堅〜大手のEC・BtoC企業
データ統合からメール・LINE・Web接客・広告連携までさまざまな機能を網羅するマーケティングプラットフォームです。 最大の特徴はノーコードでのデータ活用で、AIでデータの抽出・加工・施策実行を完結できる点。
累計導入社数1,300社を突破。大手企業も数多く導入しており、信頼できるツールのひとつです。
カスタマーリングス

引用:カスタマーリングス公式サイト
特徴…顧客の「感情」まで可視化するEC特化CRM/MA
向いている企業…定量・定性データを組み合わせて顧客理解を深めたい中堅〜大手のEC・BtoC事業者
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する、CDP・MA・Web・BIを統合したマーケティングプラットフォームです。購買履歴などの定量データだけでなく、アンケートなど定性データも統合・分析でき、顧客一人ひとりの感情を可視化してパーソナライズ施策の精度を高めます。ミズノ・サザビーリーグ・アンファーなど有名企業での導入実績があります。
Salesforce Marketing Cloud

引用:Salesforce Marketing Cloud公式サイト
特徴…大手CRMと連携するMA
向いている企業:Salesforce CRMと連携してパーソナライズマーケティングを本格化させたい中堅〜大手企業
Salesforce Marketing Cloudは、大手CRMプラットフォーム「Salesforce」と連携するMAツールです。 BtoB・BtoC問わず幅広い業種で導入されています。Web上での行動履歴や購買履歴をもとにおすすめ商品や特定コンテンツをリアルタイム表示したり、メールやLINEなど複数チャネルでの顧客行動に合わせたシナリオ配信をしたりすることが可能。また、セグメント作成・メール文章・画像生成をAIに指示することで、キャンペーン実行の業務負荷を大幅に削減できます。
Braze

引用:Braze公式サイト
特徴…大規模BtoCのクロスチャネル配信に強い次世代CEP
向いている企業…グローバル規模でのマルチチャネル施策を実行したい大規模BtoC企業
米国発の世界中で高い評価を受けるツールです。 複数チャネルを横断して管理でき、BrazeAI™により一人ひとりに適切なタイミングで適切なメッセージを届けられます。 大手企業で多く導入されており、DeNAが運営するLIVEコミュニケーションアプリ「Pococha」では売上インパクト約6億円と実績が豊富な点も魅力のひとつです。
Karte

引用:Karte公式サイト
特徴…リアルタイムWeb接客に強いCXプラットフォーム
向いている企業:横断したOne to Oneのコミュニケーションを強化したい企業
Web接客やアプリマーケティング、メール・LINE・プッシュ通知などのマルチチャネル配信、LPO/A/Bテスト、データ基盤整備・広告最適化と、複数のプロダクトを組み合わせて活用できます。リアルタイムのユーザー行動解析とカスタマージャーニー設計を軸に、顧客一人ひとりの状況に合わせたシナリオをWeb・アプリ・メール・LINEにまたがって実行できる点が強み。アパレルやコスメのECサイトも多く支援しています。
Repro

引用:Repro公式サイト
特徴…“いま”必要な施策を即実行するための統合MA
向いている企業…余計な機能は省き最短距離で成果を生み出したい企業
Web・アプリから取得したデータを使用するため、CDPやDWHなしですぐに施策を開始できます。一方で、Web・アプリ・メール・LINEの4チャネルは必要に応じてパッケージを個別導入するという他と異なるシステムには注意が必要です。大手サービスでも導入されており、課題発見から施策実行・効果検証まで専任スタッフが支援を行います。
MAツールのリプレイスで失敗しない3つのポイント

リプレイスの失敗は「機能」ではなく、移行プロセスで起きるケースも多くあります。 契約前にチェックしたいポイントをまとめました。
1. データ移行環境を確認しよう
顧客データ・シナリオ・配信履歴は自動では引き継がれません。移行前に工数と環境を必ず確認してください。
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移行支援が手厚いツールを選ぶことで、期間中の売上機会の損失を最小限に抑えられます。
2. 契約期間の縛りを把握しよう
自社に合わないと感じても、解約しにくいツールもあります。二重コストが発生しないかを契約前に把握しましょう。
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3. 既存システムとの連携を確認しよう
カート・LINE・広告との連携が切れると、施策が止まります。事前の連携確認も不可欠です。
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カゴ落ちなどのトリガー配信は連携の遅延が成果に直結するため、とくに注意が必要です。
EC事業者にEC Intelligenceが選ばれる理由

EC事業者からのリプレイス先として近年特に注目を集めているのがEC Intelligenceです。
全機能自社開発の統合プラットフォーム
CDP・検索・レコメンド・Web接客・メール/LINE配信・分析まで、すべて自社開発で1つのプラットフォームに統合しています。前章で解説した機能すべてを1つのツールで完結できる点が強みです。
直感的なUIと手厚い伴走サポート
「ドラッグ&ドロップでHTMLメールが作れ、ITリテラシーが高くないスタッフでも操作できた」という声が寄せられています。サポートスタッフは全員がフロントエンドエンジニアの経験者で、担当者が変わらない専任制による一貫した伴走支援が特徴です。サポート品質への評価も高く、属人的な運用からチーム全体でのPDCAへの移行を支援します。
事業成長に寄り添った料金体系&プラン
EC Intelligenceの料金体系は、会員数ではなく月間PV数に応じた課金方式を採用しています。会員数が増えても追加費用が発生しないため、事業成長に伴うコスト増を心配せず運用を続けられます。他社ツールからの乗り換え時など、初期設定やデータ連携の準備期間中は月額費用が発生しない点も、リプレイスのハードルを下げる大きなメリットです。
まとめ
この記事では、EC事業者向けにMAツールの選び方・比較7選・活用すべき機能を解説しました。最後に、本記事でお伝えしたいポイントを3点にまとめます。
・ツール選定の前に、自社が本当に必要な機能を棚卸ししておくことが重要 ・リプレイスの際は「EC業務に必要な機能が揃っているか」「チャネルを一元管理できるか」「データを統合・分析できるか」「サポート体制は十分か」を確認して候補を絞るのがおすすめ ・上記の比較と現状の課題・予算・運用体制を照らし合わせてまずはデモや資料請求で実際の操作感を確かめることが失敗しない方法 |
EC Intelligenceは、EC特化の全機能統合プラットフォームとして有力な選択肢です。 まずは資料請求から自社にマッチするかを確かめてみてください。
ECサイト特化のデータ分析&マーケティングシステム「EC Intelligence」を開発。「テクノロジーで商取引を革新し、ショッピング体験をより良くする」というビジョンの元、ECサイト・オムニチャネルの体験がさらに豊かになる情報を発信します。











