コラム

ECサイトASPカートを徹底比較!年商で選ぶおすすめと選び方のコツ

ECサイトASPカートを徹底比較!年商で選ぶおすすめと選び方のコツ

これからECサイトを立ち上げたい、あるいは乗り換えを検討しているものの、数多くのASPカートの中から自社に最適なサービスを選ぶのは難しいと感じていませんか。
本記事では、ECサイト構築で使われる主要なASPカートを事業規模(年商)別に徹底比較し、おすすめのサービスを紹介します。
ECカートシステムの比較については「ECカートシステム比較7選」で詳しく紹介しています。

この記事を読めば、自社の状況に合ったASPカートを選び抜き、具体的な導入検討を進めるための判断基準が明確になります。

この記事でわかること
ECサイト構築方法におけるASPと他の手法(パッケージ等)との違い
自社の事業規模に合ったASPカートを選ぶための比較ポイント
【年商・目的別】おすすめの具体的なASPカートとその特徴
ASPカートを導入するメリットと知っておくべき注意点

ECサイト構築でよく聞くASPとは?他の構築方法との違いを整理

ECサイトの構築方法には、ASPの他にもパッケージ、オープンソース、フルスクラッチといった選択肢があります。
ASPとは何かを正しく理解し、他の方法と比較することで、自社にとって最適な構築方法を見極めることが重要です。
それぞれの特徴を知り、メリット・デメリットを把握した上で判断しましょう。

ASP(SaaS型)の特徴と仕組みをわかりやすく解説

ASPとは「Application Service Provider」の略で、インターネットを通じてソフトウェアやサービスを利用できる仕組みのことです。
クラウド上にあるシステムを複数のユーザーで共有して利用する形態で、SaaS(Software as a Service)型とも呼ばれます。
利用者はサーバーの準備やシステムのインストールが不要で、月額料金を支払うだけでECサイトの構築・運営に必要な機能を使えるのが特徴です。
SaaSとASPの違いについては「SaaSとASPの違い」で詳しく紹介しています。

専門知識がなくても始めやすく、コストを抑えてスピーディーにECサイトを開設したい場合に適しています。

パッケージ型ECとASPの違い

パッケージ型ECは、ECサイト構築に必要な機能がパッケージ化されたソフトウェア製品を購入し、自社で用意したサーバーにインストールして利用する方式です。
ASPと比較して、デザインや機能のカスタマイズ自由度が高い点が大きな違いです。
独自の機能を追加したり、外部システムと柔軟に連携したりできるため、ブランドの世界観を表現しやすいメリットがあります。

一方で、初期費用としてソフトウェア購入費やサーバー構築費が高額になりやすく、導入後の保守・運用も自社で行う必要があります。

オープンソースECとASPの違い

オープンソースECは、ソースコードが一般に無償で公開されているECプラットフォームを利用してサイトを構築する方法です。
代表的なものに「EC-CUBE」があります。
最大のメリットは、ライセンス費用がかからず、ソースコードを自由に改変できるため、極めて高いカスタマイズ性を実現できる点です。

しかし、ASPと比較すると、サイト構築やサーバー管理、セキュリティ対策などすべてを自社の責任で行う必要があり、高度な専門知識を持つ人材が不可欠です。
構築後のアップデートやトラブル対応も自社で行わなければなりません。

フルスクラッチECとASPの違い

フルスクラッチECは、既存のプラットフォームやソフトウェアを一切使わず、ゼロから完全にオリジナルのECサイトを開発する手法です。
あらゆる要件に対応でき、デザインや機能を思い通りに実装できるため、最も自由度の高い構築方法と言えます。
ASPとの比較では、その独自性と拡張性が際立ちますが、開発には数千万円以上の莫大な費用と、半年から1年以上の長い期間が必要です。

大規模なECサイトや、他に類を見ない特殊なビジネスモデルを持つ企業向けの選択肢となります。

【失敗しない】ECサイトASPカート選びで比較すべき7つの重要ポイント


自社に最適なECサイトASPカートを選ぶためには、複数のサービスを多角的に比較検討する必要があります。
特に重要なのが「事業規模」「総コスト」「デザイン性」「決済方法」「集客機能」「外部連携」「操作性」の7つのポイントです。
これらの基準に沿って各サービスを評価することで、導入後のミスマッチを防ぎ、事業の成長に貢献するカートの作り方が見えてきます。
ECシステムの選び方については「シナブル代表の小林に聞いたECシステムの選び方」で詳しく紹介しています。

ポイント1:事業規模や将来の年商目標に合っているか

ECサイトASPカートを選ぶ上で最も重要なのは、自社の現在の事業規模と将来の成長性に見合っているかという点です。
これからECを始める個人事業主や小規模事業者であれば、初期費用を抑えられるサービスが適しています。
一方、年商数億円以上を目指す中〜大規模事業者であれば、アクセス集中に耐えられるサーバーの安定性や、豊富な機能を持つサービスが必要です。

将来的な事業拡大を見据え、プランのアップグレードや機能の追加が柔軟に行えるかどうかも確認しましょう。

ポイント2:月額費用と各種手数料を含めた総コストは予算内か

料金を比較する際は、月額費用だけでなく、決済手数料や販売手数料、振込手数料などを含めたトータルコストで判断することが不可欠です。
例えば、月額無料のプランは初期投資を抑えられますが、売上が上がるほど手数料の負担が大きくなる傾向があります。
反対に、月額費用が高めのプランは手数料が安く設定されていることが多いため、一定以上の売上が見込める場合は総コストを抑えられる可能性があります。

自社の売上予測を基に、複数の料金プランをシミュレーションして比較しましょう。

ポイント3:デザインのカスタマイズ性はどの程度か

ECサイトのデザインは、ブランドイメージを伝え、顧客の購買意欲を高める上で非常に重要です。
ASPカートによってデザインのカスタマイズ範囲は大きく異なります。
豊富なデザインテンプレートが用意されており、HTMLやCSSの知識がなくても簡単にデザインを変更できるサービスもあれば、専門知識を使って細部まで作り込めるサービスもあります。

自社のブランドコンセプトを実現するために、どの程度のデザイン自由度が必要かを事前に明確にし、各サービスを比較検討しましょう。

ポイント4:決済方法の種類は豊富に用意されているか

顧客が希望する決済方法がないことは、購入直前での離脱(カゴ落ち)の大きな原因となります。
そのため、多様な決済手段に対応しているかは重要な比較ポイントです。
クレジットカード決済はもちろん、コンビニ決済、銀行振込、代金引換、キャリア決済、そして近年利用が増えているID決済(AmazonPay、PayPayなど)や後払い決済など、幅広い選択肢が用意されているかを確認してください。

ターゲットとする顧客層がよく利用する決済方法をカバーできているかを基準に選びましょう。

ポイント5:集客や販売促進に役立つ機能が充実しているか

ECサイトは開設するだけでは売上は伸びません。
集客や販売促進を後押しする機能がどれだけ備わっているかも比較すべき重要なポイントです。
具体的には、クーポン発行機能、メルマガ配信機能、ポイントシステム、レビュー機能、SNSとの連携機能、SEO対策のしやすさなどが挙げられます。
ECサイトの集客方法については「ECサイトの集客方法」で詳しく紹介しています。

これらの機能が標準で搭載されているか、あるいはオプションで追加できるかを確認し、自社で実施したいマーケティング施策に合致したサービスを選びましょう。

ポイント6:外部システムとの連携はスムーズに行えるか

事業が拡大するにつれて、様々な外部システムとの連携が必要になります。
例えば、実店舗を運営している場合はPOSレジや在庫管理システムとの連携、効率的な顧客管理のためにはMAツールやCRMツールとの連携が不可欠です。

API連携の可否や、連携できるサービスのラインナップを確認し、将来的な業務効率化やデータ活用を見据えた選択を行いましょう。

ポイント7:専門知識がなくても操作できる管理画面か

ECサイトの日々の運営は、商品登録、在庫管理、受注処理、顧客対応など多岐にわたります。
これらの業務をスムーズに行うためには、管理画面の操作性が優れていることが重要です。
専門知識がない担当者でも直感的に操作できるか、マニュアルやサポートが充実しているかなどを比較しましょう。

多くのASPカートでは無料トライアル期間が設けられているため、実際に管理画面を操作してみて、自社の運用に合うかどうかを確認するのがおすすめです。

【2026年最新】おすすめECサイトASPカートを特徴別に徹底比較


ここでは、2026年最新情報に基づき、おすすめのECサイトASPカートを事業規模や目的に合わせてご紹介します。
手軽に始めたい個人・小規模事業者向けから、本格的な事業展開を目指す中〜大規模事業者向け、さらにデータ活用による売上向上を狙う企業向けまで、各サービスの特徴を徹底比較します。

自社の状況に最適なカート選びの参考にしてください。

【小規模・個人向け】手軽に始められるおすすめASPカート

初めてECサイトを開設する方や、まずはコストを抑えてスモールスタートしたい個人事業主・小規模事業者には、初期費用や月額費用が無料のASPカートがおすすめです。
専門知識がなくても簡単にショップを開設でき、豊富なテンプレートでデザイン性の高いサイトを手軽に作れるサービスが揃っています。

BASE:初期費用・月額費用無料でネットショップを始めたい方に

BASEは、初期費用・月額費用が無料で、誰でも簡単にネットショップを開設できるサービスです。
専門的な知識がなくても直感的な操作でサイトを構築でき、豊富なデザインテンプレートから好みのものを選べます。
「BASEApps」という拡張機能を使えば、クーポン発行やSNS連携など、必要な機能を後から追加することも可能です。

主な機能・特徴

BASEは、70種類以上の豊富な拡張機能「BASEApps」を提供しており、ショップの成長に合わせて必要な機能を柔軟に選択・追加できます。これらの機能には、クーポン発行、予約販売、Tシャツ作成、SNS連携など多様な選択肢が含まれています。また、独自の決済システム「BASEかんたん決済」を導入しており、主要な決済方法にまとめて対応可能です。

料金・費用

料金プランは2種類あります。
スタンダードプランは月額無料で、商品が売れた際に決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。
一方、グロースプランは月額16,580円(年払い)または19,980円(月払い)で、決済手数料が2.9%のみとなり、サービス利用料はかかりません。

売上規模に応じてプランを選択することで、コストを最適化できます。

こんな人におすすめ

初期費用や固定費をかけずにネットショップを始めたい個人やスモールビジネスのオーナーに最適です。
特に、初めてECサイトを運営する方や、まずは試しに商品を販売してみたいと考えている方におすすめします。

操作が簡単なため、Webの専門知識に不安がある方でも安心して利用を開始できます。

STORES:デザイン性の高いサイトを低コストで構築したい方に

STORESは、豊富なテンプレートとカスタマイズ機能により、デザイン性の高いECサイトを簡単に構築できるサービスです。
ECサイトだけでなく、予約システムやPOSレジ機能も提供しており、オンラインとオフラインを連携させたビジネス展開が可能です。

主な機能・特徴

48種類のデザインテンプレートはすべて無料で利用でき、専門知識がなくても洗練されたデザインのサイトを作成できます。
また、商品販売だけでなく、電子チケットの販売やサービスのオンライン予約受付も可能です。
倉庫サービスと連携すれば、商品の保管から梱包、発送までを自動化することもできます。

料金・費用

フリープランは月額無料でご利用いただけ、商品が売れた際には決済手数料として5.5%から適用されます。有料のスタンダードプランは、月額契約で3,960円(税込)、年間契約の場合は月額3,300円(税込)で、決済手数料は3.6%に下がります。スタンダードプランでは、独自ドメインの設定やアクセス解析など、より本格的な運営に必要な機能も利用可能です。

こんな人におすすめ

ブランドイメージに合ったおしゃれなECサイトを手軽に作りたい方におすすめです。
また、実店舗を持っていて、オンラインでの予約受付やPOSレジとの連携を考えている事業者にも適しています。
低コストで多機能なサイトを構築したい方に最適なサービスです。

【中〜大規模向け】本格的なEC事業展開におすすめのASPカート

年商数千万円から数億円規模の、本格的なEC事業を展開する企業には、機能の豊富さ、拡張性、サポート体制が充実したASPカートが求められます。
ここでは、高い実績と信頼性を誇る、中〜大規模事業者におすすめのサービスを紹介します。

Shopify:世界中で利用される豊富な機能と拡張性が魅力

Shopifyは、世界175カ国以上で利用されている主要なECプラットフォームの一つです。豊富な機能と「Shopify App Store」で提供される多数のアプリにより、自社のニーズに合わせて自由に機能を拡張できるのが最大の魅力。越境ECにも強く、多言語・多通貨対応も容易です。

主な機能・特徴

Shopifyの強みは、その圧倒的な拡張性です。
ShopifyAppStoreには、マーケティング、在庫管理、顧客サポートなど、あらゆる業務を効率化するアプリが揃っています。

また、100種類以上の決済方法に対応しており、海外販売に必要な機能も標準で搭載。
SNSとの連携もスムーズで、InstagramやFacebook上での販売も簡単に行えます。

料金・費用

Shopifyの主なプランは、事業規模に応じて複数用意されています。例えば、月額3,650円(年払いの場合)の「Basic」は、オンライン販売の開始に必要な機能が揃っています。月額10,100円(年払いの場合)の「Grow」プランでは、ビジネスの成長をサポートする追加機能が利用可能です。さらに大規模なビジネス向けの「Advanced」プランは月額44,000円(年払いの場合)で、より高度なレポート機能や、外部配送業者のリアルタイム配送料などが提供されます。

プランが上がるごとに、利用できる機能が増え、決済手数料が安くなる点は共通しています。自社の事業規模やニーズに合わせて最適なプランを選択できます。

こんな人におすすめ

国内だけでなく、海外への販売(越境EC)を視野に入れている事業者や、独自の要件に合わせてECサイトを細かくカスタマイズしたい企業におすすめです。
将来的にビジネスを大きくスケールさせていきたいと考えている場合、Shopifyの高い拡張性は強力な武器となります。

MakeShop:流通額11年連続No.1の実績と手厚いサポート体制

MakeShopは、国内流通総額で9年連続No.1の実績を持つASPカートサービスです。豊富な機能を標準搭載しており、カスタマイズなしでも本格的なECサイトを構築できます。専門アドバイザーによるサポート体制も充実しています。

主な機能・特徴

販売手数料はサービスによって異なり、発生しない場合や、売上に応じた手数料がかかる場合があります。BtoB(法人向け)ECサイトに必要な機能や、定期購入、予約販売など、多様な販売形態に対応する機能も備わっています。BtoB ECについては「BtoB ECとは?サイト構築から市場規模、成功事例までを網羅解説」で詳しく紹介しています。

専任のECアドバイザーが開店準備から運営までをサポートしてくれるため、安心して事業に取り組めます。

料金・費用

主力の「プレミアムプラン」は初期費用11,000円、月額費用11,000円です。
これだけで全機能が利用できます。
さらに大規模な事業者向けには、より柔軟なカスタマイズが可能な「MakeShopエンタープライズ」プラン(月額55,000円~)も用意されています。

こんな人におすすめ

豊富な機能を活用して本格的なECサイトを運営したい中〜大規模事業者におすすめです。
特に、手厚いサポートを重視する企業や、BtoB-ECや定期通販など特定の販売モデルを検討している場合に強みを発揮します。

futureshop:アパレル業界に強みを持つ高機能なASP

futureshopは、特にアパレルやファッション業界で高いシェアを誇るASPカートです。
顧客体験(CX)の向上を重視した機能が豊富で、ブランドの世界観を表現しやすいデザイン性の高さに定評があります。
実店舗との連携(OMO)を強化する機能も充実しています。

主な機能・特徴

「futureshop omni-channel」を導入することで、実店舗とECサイトの顧客情報やポイント、在庫情報を一元管理できます。
これにより、顧客はオンラインとオフラインを意識することなく、一貫した購買体験を得られます。
また、詳細なセグメント分けが可能な会員機能や、多彩なクーポン設定など、リピート顧客を育成するための機能が豊富です。

料金・費用

Standardプランは、登録商品数50商品までの場合、月額27,000円からご利用いただけます。料金は登録商品数やオプション機能によって変動します。

こんな人におすすめ

ブランドの世界観を大切にし、顧客との長期的な関係構築を目指すアパレル・ファッション関連の事業者には特におすすめです。
また、実店舗とECの連携を強化し、OMO戦略を本格的に推進したいと考えている企業に最適なプラットフォームと言えます。

ECサイトでASPカートを導入する5つのメリット


ECサイトの構築においてASPカートを選ぶことには、多くのメリットがあります。
特に、コストを抑えつつ迅速にビジネスを開始したい事業者にとって、ASPは非常に魅力的な選択肢です。
ここでは、ASPカートを導入することで得られる5つの主要なメリットについて解説します。

メリット1:初期費用を抑えてスピーディーに開店できる

ASPカートを利用する最大のメリットの一つは、 低コストかつ短期間でECサイトを作成できる点です。
パッケージ型やフルスクラッチのように高額な初期開発費用がかからず、多くは月額数千円から数万円で利用を開始できます。
システムは既に完成しているため、契約後すぐにデザイン設定や商品登録を始められ、数週間から1ヶ月程度でのスピーディーな開店が可能です。

メリット2:サーバー管理や保守運用の手間がかからない

自社でECサイトを構築・運営する場合、サーバーの選定、設定、監視、メンテナンスといった専門的な作業が常に発生します。
しかし、ASPカートを利用すれば、これらのサーバー管理や保守運用はすべてASP事業者が行ってくれます。
事業者はサーバー関連の業務にリソースを割く必要がなく、商品企画やマーケティングといった本来注力すべき業務に集中できます。

メリット3:セキュリティ対策を自社で行う必要がない

ECサイト運営において、顧客の個人情報やクレジットカード情報を守るためのセキュリティ対策は極めて重要です。
ASPカートでは、システムの脆弱性対策や不正アクセス監視など、高度なセキュリティ対策がサービスに含まれています。
事業者は自社で専門家を雇ったり、高額なセキュリティシステムを導入したりすることなく、常に最新のセキュリティレベルを維持することが可能です。

メリット4:機能が自動でアップデートされ常に最新の状態で使える

EC市場のトレンドや消費者のニーズは常に変化しています。
新しい決済手段の登場や、SNSとの連携強化など、ECサイトに求められる機能も進化し続けます。
ASPカートでは、こうした市場の変化に対応するための機能追加やシステム改善が、ASP事業者によって自動的に行われます。

利用者は常に最新の機能や最適な販売環境を利用することができます。

メリット5:専門知識がなくても直感的な操作で運営できる

多くのASPカートは、HTMLやプログラミングといった専門知識がない人でも、直感的に操作できる管理画面を備えています。
商品の登録やページの更新、受注管理といった日々の運営業務が、簡単なマウス操作やテキスト入力で完結するように設計されています。

これにより、専門の担当者を置かなくても、誰でもECサイトの運営が可能になり、円滑なショップ運営が実現できます。

後悔する前に知っておきたいASPカートの注意点と限界

ASPカートは手軽で便利な一方、その仕組み上、いくつかの注意点や限界も存在します。
導入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておくことが重要です。
ここでは、ASPカートを検討する上で知っておくべき3つの注意点を解説します。

注意点1:デザインや機能のカスタマイズに制限がある

ASPカートは、提供されるシステムを複数のユーザーで共有する仕組みのため、デザインや機能のカスタマイズには一定の制約があります。
用意されたテンプレートの範囲内でのデザイン変更は可能ですが、レイアウトを根本から変更したり、独自の機能を開発して追加したりすることは基本的に困難です。
ブランドの世界観を細部まで表現したい場合や、特殊な販売方法を実装したい場合には、ASPの限界を感じることがあります。

注意点2:データが分断され、顧客一人ひとりに合わせた施策が実行しにくい

一般的なASPカートでは、顧客データや購買データがカートシステム内に閉じてしまいがちです。
メール配信ツールやWEB接客ツールなどを個別に追加していくと、それぞれのツールにデータが分散する「データのサイロ化」が発生します。
この状態では、顧客の行動全体を横断的に分析し、「この前サイトで商品Aを検索したAさんに、関連商品BをLINEで提案する」といった、 顧客一人ひとりの状況に合わせた高度なパーソナライズ施策を実行することが難しくなります。

これを解決するには、ECIntelligenceのように、最初からデータ基盤が統合されたプラットフォームを選ぶことが有効です。

注意点3:サービス終了や仕様変更によるリスクが伴う

ASPカートは、ASP事業者が提供するサービスに依存して運営されます。
万が一、その事業者がサービスを終了してしまえば、ECサイト自体が運営できなくなるリスクがあります。
また、事業者の都合による大規模な仕様変更や料金プランの改定が行われた場合、自社の運営方針と合わなくなっても、それに従わざるを得ない可能性があります。

サービスを選ぶ際には、事業者の経営安定性や導入実績も考慮に入れることが重要です。

ECサイトの売上成長に必要な施策をどうするかも検討する

ECサイトの売上を中長期的に伸ばすためには、CRM戦略の導入とサイト上のCVR改善を同時に進めることが必須です。CRMとは、顧客一人ひとりの行動や属性を把握し、良好な関係を築くことでLTV向上を目指す手法のことです。一方、CVR改善とは、サイト訪問者が購入に至る割合を高める取り組みを指します。

売上成長を加速させるには、これらを考慮した施策を迅速に実施できる環境を整えなければなりません。具体的には、前日カートに入れたままの顧客へ送るカゴ落ちメールや、閲覧履歴に基づいたレコメンドなどの「鉄板シナリオ」を自動化することが近道です。

まずは自社のカゴ落ち率を確認しましょう。手動でのリスト作成や分析に限界を感じている場合は、専門知識がなくても直感的に操作できる『EC Intelligence』のようなツールの導入が効果的です。ツールを活用して 「今買う可能性が高い顧客」を自動で捉える仕組みを作ることが、着実な成長に繋がります。

EC Intelligenceの活用でECサイトの売上を最大化させた成功事例

ECIntelligenceは、その統合されたデータ基盤と多機能性により、多くのECサイトで売上向上の成果を上げています。
ここでは、実際にECIntelligenceを導入し、具体的な課題解決と事業成長を実現した3つの成功事例を紹介します。

【総合EC】検索エンジン最適化とカゴ落ち施策でEC売上が1.5倍に向上

ある総合ECサイトでは、ECIntelligenceの導入から 18ヶ月で、サイト全体の売上が1.5倍に向上しました。
この成果の大きな要因は、内蔵された高精度なサイト内検索エンジンによるUX改善と、MA機能を活用したカゴ落ちメール施策の自動化です。
顧客が求める商品をすぐに見つけられるようになったことで購入率が上がり、さらにカートに商品を残したまま離脱した顧客を自動でフォローすることで、取りこぼしていた売上を確実に獲得できるようになりました。

【アウトドアショップ】検索結果0件ページ改善でCVRが40%改善

アウトドア用品を扱うECサイトでは、特定のキーワードで検索した際に商品が表示されない「検索結果0件」が多発し、顧客の離脱を招いていました。
ECIntelligenceの導入後、この「検索結果0件」ページに人気商品や関連商品を自動表示する改善を行ったところ、 わずか1ヶ月でサイト全体のCVR(コンバージョン率)が40%も改善しました。
これは、検索エンジンとレコメンド機能が同一基盤で連動しているからこそ実現できたスピーディーな施策でした。

【食品EC】各種ツール統合とコスト削減でMAツール月額費用を50%削減

ある食品ECサイトでは、メール配信、アクセス解析、WEB接客など、複数のマーケティングツールを個別に契約・運用しており、コストと管理の手間が大きな負担となっていました。
これらのツールをECIntelligenceに一本化した結果、 MAツール関連の月額費用を50%削減することに成功しました。
さらに、ツール間のデータ連携が不要になったことで施策の実行スピードが向上し、LTVも向上するなど、コスト削減と売上向上の両方を実現しました。

EC Intelligenceが多くのECサイトで選ばれる3つの理由

ECIntelligenceが多くのEC事業者に支持される背景には、単なる機能の豊富さだけではない、3つの明確な理由があります。
それは、施策の「スピード」、顧客の「購買意欲」、そして「コスト効率」を最大化する独自の構造にあります。

理由1:データ基盤の統合で施策の実行スピードが格段に向上するから

ECIntelligenceは、MA、検索、接客、CDPといった機能が最初から一つのデータ基盤上に構築されています。
そのため、複数のツール間でデータを連携させる手間や待ち時間が一切発生しません。
「このデータを使って、こんな施策を試したい」と思い立ったその日に、担当者自身の手でセグメント作成から配信設定までを完結できます。

この圧倒的なスピード感が、変化の速いEC市場で勝ち抜くための強力な武器となります。

理由2:内蔵された高精度なサイト内検索で顧客の購買意欲を逃さないから

顧客がサイト内検索で入力するキーワードは、「今、欲しいもの」を直接的に示す最も強い購買シグナルです。
ECIntelligenceは、MAツールでありながら高精度なサイト内検索エンジンを内蔵しており、この重要なシグナルを逃しません。
「検索結果0件」による機会損失を防ぐだけでなく、検索キーワードを基にしたリアルタイムなレコメンドや、その後のフォローメール配信など、検索行動を起点とした一連のマーケティング施策をシームレスに実行できます。

理由3:ツールの一本化により月額コストを最大50%削減できるから

通常、MA、サイト内検索、WEB接客といった機能は、それぞれ別のツールとして契約・導入する必要があります。
ECIntelligenceはこれらの機能をオールインワンで提供するため、ツールを一つに集約できます。
これにより、個別の契約にかかる月額費用はもちろん、ツール間の連携開発や保守にかかる隠れたコストも不要になり、 トータルコストを最大で50%削減することが可能です。

浮いた予算とリソースを、新たな施策の企画やクリエイティブ制作に再投資できます。

ECサイトのASPに関するよくある質問

ECサイトのASPに関して、事業者の方から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
サービスの選定や運用における疑問点を解消し、よりスムーズなECサイト運営の参考にしてください。
よくある質問については「EC Intelligenceのよくある質問」で詳しく紹介しています。

無料で使えるECサイトASPと有料サービスでは何が違いますか?

無料のASPと有料サービスでは、主に機能の豊富さ、デザインのカスタマイズ性、サポート体制、そしてサーバーの安定性が異なります。
無料サービスは手軽に始められる反面、機能が基本的なものに限られ、売上規模が大きくなると手数料の負担が重くなる傾向があります。
一方、有料サービスは、より高度なマーケティング機能や手厚いサポート、大量アクセスに耐える安定した環境が提供されます。

ECサイトASPのセキュリティ対策は安全なのでしょうか?

一般的に、信頼できる事業者が提供するECサイトASPのセキュリティ対策は安全です。
ASP事業者は、多数の店舗のシステムを預かる責任があるため、専門のチームが24時間体制でサーバーを監視し、最新のセキュリティアップデートを適用しています。
クレジットカード情報の保護に関する国際基準「PCIDSS」に準拠しているかなど、事業者のセキュリティへの取り組みを確認するとより安心です。

将来的にECサイトASPから他のシステムへ乗り換えることはできますか?

可能です。
しかし、ASPからパッケージ型やフルスクラッチなど他のシステムへ移行する際には、顧客データ、商品データ、受注履歴などのデータ移行作業が必要となり、専門的な知識やコストが発生する場合があります。
将来的な乗り換えも視野に入れる場合は、各種データをCSV形式などで簡単にエクスポートできる機能があるか、事前にASPサービスに確認しておくことが重要です。

まとめ

ECサイトのASPカート選びは、自社の事業規模や将来の目標に合わせて行うことが成功の鍵です。
これから始める方は、BASEやSTORESのような低コストで手軽に始められるサービスが適しています。
一方、年商数千万円以上を目指す中〜大規模事業者は、ShopifyやMakeShopのように機能性や拡張性、サポートが充実したサービスを選ぶべきです。

さらに、データ活用を本格化させて売上の最大化を目指すなら、ECIntelligenceのような統合型プラットフォームが強力な選択肢となります。
本記事で紹介した比較ポイントやおすすめサービスを参考に、自社に最適なASPカートを見つけてください。



機能に関するご質問やご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
記事を書いた人
株式会社シナブル

ECサイト特化のデータ分析&マーケティングシステム「EC Intelligence」を開発。「テクノロジーで商取引を革新し、ショッピング体験をより良くする」というビジョンの元、ECサイト・オムニチャネルの体験がさらに豊かになる情報を発信します。

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